2011年12月23日

粟島診療所の開設

わたしの所属する「民生常任委員会」では「出産祝金の廃止」と共に
「粟島診療所開設」の審議がありました。

今回は議案第115号の三豊市国民健康保険診療所条例の一部改正について
が粟島診療所開設に関する一部条例改正の関係で、初日に可決されました。

これは詫間町沖にある人口約300人の粟島で、55年間にわたって島の医療を
支えてきた医師の塩月健次郎さん(89)が、年齢を理由に12月末で勇退する
事になった事によるものです。

塩月先生は今年6月、三豊・観音寺市医師会に引退を打診したが、後任が決まらずに
先延ばしになっていました。
11月になって、三豊市と観音寺市の市・私立病院の医師が粟島に通い、平日に時間
限定で診察することが決まったので、引退される事となりました。

それゆえ12月定例議会に関連する条例改正案が提出されたのです。

(四国新聞記事より)

塩月先生は、
「医療の正当性を守ろうとすれば、お金や地位、名誉にこだわってはいけない。
若い人にも島の医療の必要性を感じてもらいたい」と後任にエールを送った。

感動です泣き。塩月先生、長い間ご苦労様でした・・・。


これにより三豊・観音寺医師会の協力を得て、市立診療所が開設されます。

開設形態は三豊市健康保険直営診療所となり、これで三豊市の直営診療所は
財田診療所、志々島診療所についで3ヵ所目となりました。

主に週4日の午前中に私立病院の先生に来て頂き、月1回は市立永康病院の
先生の診療も予定されています。

現在看護婦2名の常勤臨時職員さんの募集中・・・。

もちろんこれは公的医療機関の果たすべき役割の一つが、山間へき地・離島等、
民間医療機関の立地が困難な過疎地域等における一般診療の提供であることから
第5次香川県保健医療計画及び香川県へき地医療支援計画等に基づき市立診療所
を開設し、無医地区となることなく引き続き医療サービスを提供するのが目的。



昨日もJさんとお話ししていました・・・。

この診療所は、本当に行政支援の下に無くならずに島の人々にとってはありがたい事
です。
それでも現在「行財政改革」の名の下に合理化・廃止等が始まり、悪い言葉で言えば、
何でも「切り捨て」が行われている感じがする毎日。
「三豊市に合併してなって何にもいい事なかった!」
これが、わたし自身がいろんな所で聞くがゆえの「市民の声」だと思います。
「行財政改革」が加速されても、必要なものは残してほしいし、学校統廃合や新設の
給食センターも本当に考えてしまう日々。(詫間は自校で残して欲しい!)
(他町と違うから?・・・そういうのは地形や地域性を考慮すれば理由にならない怒ってるぞ!)
うまくは書けませんが、高齢者や未来を担う子ども達に配慮した「あたたかい政治」
と言いますか、「三豊市に合併して本当に良かった!」と皆が思えるような政策実現
を考えるべく、わたしも今後やるべき、進むべき方向性が、今年は少しですが見えて
きた気がしました・・・。



本日は法人会主催の「クリスマス・コンサート」にご案内が・・・。

皆さんお声がけ下さいませニコニコ


同じカテゴリー(定例議会報告)の記事画像
6月定例議会の予定など
3月定例会が閉会
9月定例議会スタート
6月議会の予定
全員協議会
追加補正予算案(一般会計第5号)の内容
同じカテゴリー(定例議会報告)の記事
 9月議会のご報告 (2023-10-05 07:23)
 2月24日、本会議スタート (2023-02-28 07:55)
 6月定例議会終了 (2022-06-28 07:10)
 6月定例議会の予定など (2022-06-12 09:05)
 3月定例会が閉会 (2022-03-29 08:08)
 9月定例議会のご報告 (2021-11-04 07:46)

Posted by はまぐちふどうさん at 09:42│Comments(0)定例議会報告
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
粟島診療所の開設
    コメント(0)