2024年04月23日

宮城県石巻市(研修報告その1)

着いた当日は、知り合いの安倍議長を訪問しまして。

離島振興の全国総会でお会いして、仲良くなりましたが、議長2回目

のベテラン大先輩です。

その後、防災センターを見学。

石巻市役所は、合併をきっかけに移転を検討していたところ、2008年

1月に「さくら野百貨店」が閉店を発表。

床面積など条件を満たしたため、約半年後に移転を決め、百貨店側

から無償で建物を譲り受けております駅前の一等地で、1階がイオン

のスーパー、2~6階を市が使用していました。

(窓がない、光熱費が高いなどのデメリットもあるそうですナイショ。)



その隣りに建設された石巻防災センター。

東日本大震災の教訓を踏まえ、大規模災害における災害対策本部の
体制整備強化を図るため、市庁舎及び各防災関係機関と連携し、迅速
な防災対策を行う機能を有した防災拠点施設でした。

建設費は約13億円、3階建、全額復興交付金で平成30年5月31日より
運用を開始した。

建物は中間免震構造で
 ・減退機能付きゴムアイソレーター(建物外周に12ヶ所設置)
 ・積層ゴムすべり支障(建物中央に4ヶ所設置)

災害発生時には
●災害対策本部
・・・対策や支持を決定し、また指揮命令系統を管理
●災害対策本部連絡班執務室
・・・危機対策課の執務室であり、対策本部で協議するための情報収集や
   資料作成、本部での決定事項を災害対策各部への連絡等を行う。
●通信指令室
・・・全国瞬時情報システムにより緊急情報を収受し、防災行政無線により
   住民への情報周知を行う。
●支援活動部隊詰所
・・・消防、自衛隊のほか災害復旧で支援活動部隊の詰所
●会議室
・・・防災関係者等が協議で使用したり、報道関係への会見等で使用
●資機材庫
・・・1階にある倉庫には、組み立て式ボートや発電機、照明機材を配備

屋上には、防災センターに供給される受電設備や空調設備が設置
されている。
また非常用発電機も備えられており、商用電力が途絶えた場合には
自動的に非常用電源切り替わるそう。
情報の迅速化・共有化(オペレーションシステム)が実現されていた。
また災害対策本部室には、北上川下流河川事務所からの河川情報、
また災害情報収集用カメラ(現在12箇所)など災害対策本部室カメラ
などが即時に映し出される。
総合支所との情報共有にも活用されており、
 ・Zoom
 ・Teams
 ・Webexなどのアプリに対応可能
で、zoomにおいては利用契約しており時間制限なく使用可能である。

また平時にはこのセンターは
 ・防災ジュニアリーダー研修養成講座
 ・防災ジュニアリーダー研修養成講座
 ・防災知識の効果的な伝え方講座
 ・防災気象講座
 ・県防災指導員フォローアップ講習
 ・防災士養成講座
 ・県防災指導員意見交換会
などが行われているようで、日頃からの防災訓練の重要性、また、
震災以後様々な防災への取り組みが広く繋がって行われており、
とても勉強になりました。

まさに「自助・共助・公助」です!





中間免震構造も見学できました。




今週も一週間、バタバタです。

GW前なので仕方ありません・・・委員会など1/3、総会関係1/3、仕事1/3

で夜にも会食など・・・バタバタとなりますガーン



  


Posted by はまぐちふどうさん at 08:05Comments(0)視察研修

2024年04月22日

宮城県石巻市へ

先週、金曜日朝にネットが繋がらずに、ブログ書けず・・・。

申し訳ありませんでした・・・わたしは元気です。

宮城県石巻市へ視察をしてきました。



金曜日~宮城県石巻市へ。

東日本大震災の現場をどうしても訪れたかったのと、実は「はとこ」が

石巻市役所で働いておりまして。

(祖父母同士が兄弟!で、うちのほうでは「ふたいとこ」言いますね)

12月にこちらに帰省してくれてた時に、

「是非、震災現場を見て欲しい」と言われてましたし、それゆえ、議長を

退任したら、是非訪れたいと思っていましたところ。

はとこのT君が、案内もしてくれました。(感謝でした。)

大川小学校

大震災後の津波により児童108名中74名・教員10名が亡くなりました。
15時37分ごろ、大川小から避難する児童らを前面から津波が襲った
のです。
海からは3.7km内陸に位置しており、津波は到達しないと思われて
いましたが、誰が大津波を予想することができたでしょうか?
胸が痛くなりましたところ。









本当に涙が出ました・・・。

それでも訪れる事ができて良かった。

防災センターを始め、他の災害現場も視察させていただく。

考えさせられる事多々あり、本当に自然災害の脅威、大津波の

恐ろしさを肌で知ることができました。

また復興が進んでいる事に、人の心の強さ、凄さを感じました。

あらためて、亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

おりしも四国の地震を心配していただく声も。

南海トラフ巨大地震に備えるべく、わたしも動きたいと思います。

石巻市の皆様、本当にお世話になり、ありがとうございました。



皆様、GW前の一週間、また一緒に頑張りましょうー。
  


Posted by はまぐちふどうさん at 08:39Comments(0)視察研修

2024年02月29日

東京へセミナー

私の2年間の議長職も無事終わり、3月議会直前の予算のセミナー。

東京へ行ってきました27~28日に1人で。

27日は13時半の飛行機が、羽田空港強風のために大幅遅れとなり、

実際に15時20分に飛びまして・・・待ち時間が長かったです。



実はセミナー受講、1月に議員研修していただいた高沖先生から、

「政務活動費を調査研究費で使用すること。
 調査研究費で使用したら、その成果を市民に還元すること。
 (良い政策を提言していくこと!が最も重要ですよ。)
 それゆえ、政務活動費は政策の調査・研究のために使い切っても
 良い。」

との教えをいただき、議長退任する前に、セミナー入れてました。

議長でない立場で、こんなに気持ちが軽く勉強できるには久しぶり

の気がして。

セミナー講師の足立先生にご挨拶と質問もできました。

本当にわかりやすい予算関係のセミナーでした。

(私は2年間のブランクあるがゆえ基本から学び直すべきなのです。)



しっかり予算関係の質問、政策提案ができるよう、本日から原稿作成に

取り組みます。

バタバタでしたけど、「一般質問が議員の通信簿」と言い聞かせて。

これが議員本来の仕事です。

明日から3月予算議会が開会します。

気持ちが本当に「楽」になっています、はいナイショ



  


Posted by はまぐちふどうさん at 07:57Comments(2)視察研修

2024年01月24日

東京出張へ

月曜日の午後から東京出張でした。

今回は「議会の情報発信について」セミナーを受講しに。

貴重な政務活動費を使わせていただき、勉強もしております。

それでも予算議会が近づいており、まだまだ勉強しないと!です。

いろいろセミナーの予定も見て、選択して、本市の予算のチエック機能

が果たせるよう努力し続けたいと思います。

(なにせ2年ぶりの質問になる予定ですからナイショ・・・。)



さて、移動は飛行機パックでしたが、昨日のJR東京駅は大パニック。

東北・上越・北陸新幹線が停電の影響で止まってたみたいで。

こういうのも大変です。

影響を受けた方もたくさんいるかと思います。







私は多くの人にびっくりオドロキで、高松空港周辺も雪でしたが、22時半に

無事家に帰宅しました。

ホッとしていますが、まだまだ勉強は続けたいと思います。

本日は「総務委員会」。

明日は「三豊市議会議員研修」へと続きます、はい。  


Posted by はまぐちふどうさん at 08:02Comments(0)視察研修

2023年10月29日

北九州からの富山市へ

10月25日の朝出発し、北九州市小倉。

「第18回全国市議会議長会研究フォーラム」へ。



翌日も課題討議がありましたが、私はキャンセルさせていただき、

朝7時半に出発して、富山市へ。

「全国過疎問題シンポジウム2023inとやま」へ。



昨日夕方、無事戻りました。

いろいろ学ばせていただきました。

特に、豊かな自然が保たれてきた過疎地域は、

「今や日本の多くの経済指標は相当下位に転落、
 過疎地域は少しの支援で生き抜いてきた地域、
 過疎地域が豊かな少数社会に置き換わることが国への最大の貢献」

 日本を隅々までしっかりした暮らしがある国に
 これこそ過疎地域の使命

感激する言葉でしたね。

さてわたくし、結構なハードスケジュールでしたが、元気になっています!

いろいろな「ご縁」に感謝しつつ、本日も頑張ります。

本日は、15時~の映画スクールの試写会ですスマイル

天気の良い日曜日、皆様ゆっくりとお過ごし下さいませ。  


Posted by はまぐちふどうさん at 09:34Comments(0)視察研修

2023年10月07日

広島

三観広域行政組合議会議員行政視察で「広島」へ。

5日朝、三豊市役所は9時半にバスに乗って出発。

広域議会(観音寺市議8名、三豊市議8名)のうち、12名が参加。

SAで昼食後、13時半から

「広島市豪雨災害伝承館」   13時半~15時半







平成26年(2014年)8月の豪雨災害は、8月20日未明に、広島市

安佐南区などで死者77人(災害関連死含む)の人的被害と、住家

179棟、道路・橋梁・河川堤防1079件の物的被害をもたらした豪雨

災害でした。

現在では砂防堰堤、大規模な排水施設、避難道路などが整備

されてきていますが、次世代にいのちをつなぐために、災害を語り

就くために、防災・減災の想いをつなぐために伝承館が建設され、

災害経験者からご説明を受けました。

特に、かまどベンチや災害時のトイレなど、勉強させていただきました。



その夜は、広島市内のホテルで宿泊。

6日は8時50分に出発。

「東広島市消防局(屈折型はしご車等視察)」   10時~11時半

まずは防災センターにて、VRを活用した防災体験・訓練ソフトが

広島大学と共同研究されており、体験させていただいた。

災害体験VR(土砂災害)は、とてもリアルな光景が広がり、私も

経験させていただきましたが、凄かった!です。

防災センター内を見学後、MVF車を見学。

MVFとは、この1台で、消火、救助、資機材収納という様々な役割

を果たす消防自動車です。

従来のはしご車と比べても非常にコンパクトで、アウトリガーも

でっぱらないし、ホースを引く事なく上からピンポイントで消火が

できる点、とても勉強になりました。

消防車両とはしご車の機能を合わせ持っているため、ランニングコスト

も削減できるようですが・・・この車は1億3,000万円だそうでオドロキ









その後、立ち寄った道の駅で食事し、帰路。

途中、高速道路上で事故もあり、少し渋滞にも巻き込まれながら

16時に三豊市役所へ戻りました。

皆さん、お疲れ様でした。

また三観広域行政組合職員の皆様、お世話になりました。

私はその後、打ち合わせが数件あって18時に帰宅・・・少し疲れました、はい。




  


Posted by はまぐちふどうさん at 08:33Comments(0)視察研修

2023年08月26日

中部ボートレース事業組合議会の視察研修

「香川県中部ボートレース事業組合議会」の視察研修で東京へ

行ってきました。

1市3町で構成されます、組合議会の議長ですわたしガーン

今回は、

・ボートレース平和島
・ボートレース江戸川

の視察で、1泊2日の視察研修でした。

どちらも施設説明を受けましたが、やはり「ボートレース丸亀」より

古い施設のようでした。(改修工事も行っておりました)

それでも、「ボートレース平和島」は、京急鉄道の関連「京急開発」さん

の、民間の施設を借りて府中市などが経営しております。

お隣りの「ボートレース平和島劇場」を始め、場外舟券売り場も他に

5か所もあり、最寄り駅からの無料バスも充実していました。

(このバスにも乗っていきましたー。)

またお隣りには京急開発のショッピング施設、温浴施設なども充実

しており、ファミリーで楽しめる施設となっていました。





また、江戸川は、区の西部を流れる荒川及び中川に面し、一級河川

である中川を競走水面としている全国唯一の河川を使用したレース

コースで、河川法の制約や気象などに配慮しつつ、競技経営を行って

おり、法令許容範囲の中で効果的な方策を講じつつ、施設運営を

行っていました。

レース前後に、一般の船が通る時があるのでびっくりオドロキ

レース中は一般の船の航行を止めることもあるそうです。



昨日も一般船が通っていました。



ボートレース場の向こうには・・・ニコニコ



両ボートレース場とも、施設面では勉強になりましたが、やはり丸亀の

施設の立派さを再認識いたしました。

丸亀はナイターLED工事も進んでおります。

やはり全国には24場あるそうですが、それぞれの特徴があるようです。

ファンサービス向上の一環として、ソフト事業の充実をされている感じ

が見受けられました。

また両施設とも、民間委託を進めている点も勉強になりました。


いろいろ他の首長さん、議長さん達にはお世話になり、感謝です。

ありがとうございました。  


Posted by はまぐちふどうさん at 09:24Comments(2)視察研修

2023年08月05日

総務常任委員会・視察研修報告(R5)

7月の10日~12日に「総務常任委員会」の視察研修へ行ってきました。

ほっとくと、いつまででも報告できませんし、ここで研修報告します。

7月10日(月)

●福井県永平寺町 まちづくり株式会社
「自動運転移動サービス」 13時半~15時
 まちづくり株式会社
  ZENコネクト ZEN driveレベル4自動運転の視察

●福井県吉田郡永平寺町
 永平寺町(えいへいじちょう)は、福井県北部にあり、人口は18,500人、
面積は94.43㎢である。
吉田郡は永平寺町のみで、曹洞宗の大本山永平寺の門前町として知られ、
町名の由来ともなっている町である。

◎所感
レベル4自動運転ZEN driveは、鉄道廃線跡を自転車歩行者専用道路に
改修した町道「永平寺ろーど」の南側2㎞を走行するGSM(グリーンスロー
モビリティ)であった。
車両内の運行従事者は無人で、遠隔監視により1人が最大3台の自動
運転車両の運行を管理している。

自家用有償旅客運送の制度により、まちづくり(株)ZENコネクトが運行を
行っていた。
この荒谷停留所から志比停留所までの2㎞区間は土曜、日曜、祝日のみ
の運行で、大人が100円中学生以下50円の利用料金、予約不要ではある
が、車両には多くのカメラが設置され、速度は12㌔までしか出ず、乗降客
の声もひろっているシステムで、このシステム自体は国から実証実験と
して無償で利用できているようであった。
このレベル4自動運転は実証実験の延長線上であり、交差部がなく、
鉄道廃線跡で比較的
専用線に近い道路であり、また途中で車両の待避もできるようになって
おり、レベル4に自動運転のサービスが実現できていた。
また永平寺への参拝客、観光客の利用が比較的見込まれ、GSMの
人件費の抑制にはなるとは思うが、本市の粟島で利用されている
GSMは、
・専用線ではない(それゆえ、交差部がある)
・多くの観光客等の利用が見込めない(ほぼ島民の生活の足としての
 利用)
であって、レベル4の自動運転は実現できないような気がした。

この民間会社は永平寺町の第3セクターとして設立され、CATVの番組
づくり、スタッフとしての活動や、古民家宿の指定管理事業、その他多く
の事業を収入としているようであったが、この実証実験は永平寺町、
また産総研からの委託事業であるが、今年度からは委託料はいただ
いておらず、自社の持ち出して行っているとの事。
実際の収支は200万円ほどの赤字だそうだが、コロナ収束後の参拝客、
観光客の利用に期待しているようではあった。
が、生活の足としては、今後一般車両の走るエリアでのレベル4のシス
テム展開には問題点も多く、その辺り将来的な拡大ができないような
部分を感じた。
とはいえ、将来的にはカメラの性能向上、新しいシステムや車両になると
数十年後にはこのレベル4が当たり前のシステムになる可能性も否定
できず、未来の乗り物としてのGSMの利活用という点ではとても参考と
なった。





1日目は福井市内で宿泊。

2日目は、特急「はくたか」で米原まで、米原から新幹線に乗り、名古屋
まで移動。名古屋から普通電車で約1時間。

7月11日(火)

●岐阜県恵那市
「SDGsと移住定住」 13時半~15時

●岐阜県恵那市
恵那市(えなし)は、岐阜県南東部の市で、人口は47,185人、面積は
504.24㎢で、世帯数は19,917世帯である。
平成16年に旧恵那市と恵那郡の5町村(岩村町、山岡町、明智町、
串原村、上矢作町)が新設合併して誕生した。
恵那市の主な観光資源としては「岩村城下町・岩村城跡」や、景勝地
として有名な「恵那峡」「日本大正村」などがあり、自然と歴史、産業、
文化、食のある市であった。
名古屋から電車でも車でも1時間であるが、隣接した中津川市には、
将来的にリニアの駅が設置予定であり、中津川から東京が約50分、
名古屋が約10分となる。アクセスには恵まれるところである。

●「恵那市の移住定住の取組み」
恵那市の人口は減少が続いており、
2010年53,718人→2015年51,073人
2015年51,073人→2020年47,774人で、2023年6.1現在で47,185人で
ある。
出生率が減少する一方、死亡数が増加し、1997年以降、死亡数が出生
数を上回る自然減少が続いている。
職業上、結婚等を理由とした20代の転出超過が多い。
移住定住対策として、
平成27年まで(第1次恵那市総合計画)
・恵那市定住奨励金交付開始
・ふるさと活性化協力隊配置
・空き家バンク設置
・空き家改修補助金交付開始
・恵那市ふるさと活力推進室設置
・奨学奨励金交付開始
・地域おこし協力隊配置
・恵那暮らし体験事業補助金交付開始など

平成28年度から「第2次恵那市総合計画)
・移住定住推進事業開始
(子育宅地購入補助、同居近居応援、新婚家賃応援、新婚お祝い、
 定住奨励、空き家改修補助)
・まちづくり推進員配置
・恵那くらしビジネスサポートセンター開設
・農地付空き家取得にかかる農地取得要件(下限1アール)への緩和
・農振除外基準の見直し(第1種農地以外は一般住宅可能)
・移住定住サポーター制度開始
・新婚おめで10事業・新婚生活はじめよまいか事業
・東京圏からの移住支援金交付開始
・空き家バンク活用支援補助金(改修費150万円へ引上げ・登記費用、
 家財片付け、費用補助開始)
・空き家掘り起こし奨励金開始
 (自治会・団体に対し、登録50千円、成約50千円)

など、岐阜県の支援も受け、積極的な移住定住施策を行っている。
また、恵那ビジネスサポートセンターを開設し、「移住・定住」など住まい
に関すること、「就職や起業」など仕事に関することを一体的にサポート
するべく、恵那で「くらす」と「はたらく」をワンストップで支援していた。
若者世代へ向けた取組みとしては、直近の課題として、若者世代の人口
流出についての手立てを行う必要がある。
1.若者世代に特化した移住定住推進の支援、子育て環境の充実
2.移住施策等の恵那市の取組について情報発信を実施
し、各種奨励金、支援金、補助金を拡充、新設していた。

◎所感
移住者・定住者の定義は広く曖昧で、実態の増加数などを正確に把握
することは難しい。
また制度がどれだけのインセンティブになっているかが解りづらく、補助
金を利用された人数で移住者をカウントした場合、大きな増加にはつな
がっていない、という点がある。
本市もそれがゆえ、補助金を縮小している経緯はあるが、岐阜県自体
が移住定住施策を推進しており、各種補助機がインセンティブにはなって
いるとの考え、また移住・定住のきっかけには繋がっており、今後の本市
の移住定住施策を考えて行く上では参考となった。



●「SDGs未来都市 恵那市の取組み」
これまで恵那市では、
「資源循環型農業」廃材の活用で資源の循環を行ってきた。
「先人教育・先人顕彰」地域への誇りを持ち郷土愛を育む
「資源回収拠点」資源の市内循環の促進
などを行っており、これまでの取り組みに基づいた提案が評価され、2022年
SDGs未来都市に選定された。選定後は、
・市議会議員・市職員研修、講演会の実施(北九州市担当部長による)
・市SDGs推進協議会の設立(現在の会員数70団体)
その上で、SDGsモデル事業としては、「たべる」をテーマに課題を解決する。
ジバスクラブ恵那(2019年に設立のDMO機能を兼ねた地域商社)・たべる
推進協議会を設立し、恵那山麓野菜のPR、発酵のまちづくりの取り組みを
行い、「発酵の学校」発酵食品ソムリエの育成、サテライト教室を恵那市で
開講したり、本年11月には「全国発行食品サミット」を開催予定である。

◎所感
市長の公約である恵那市は「はたらく」「たべる」「くらす」「まなぶ」をテーマ
に持続可能なまちを目指していた。
恵那市には特に「たべる」という具田的なテーマ目標があり、地消地産と
食に関するSDGsに取り組む事業者の認証制度が新たに「恵那ふうど認証」
として始まる予定である。
恵那市たべる推進協議会と地域金融機関が連携し、消費者に情報発信を
していく三側面をつなぐ統合的な取組は本当に参考になり、本市でもテーマ
目標と金融機関を含めた企業連携が必要だと強く感じた視察となった。



名古屋まで普通電車で約1時間。
その日は名古屋市内のビジネスホテルで宿泊。
翌日は7時50分に出発、名鉄~行政バス乗り継ぎで1時間半

7月12日

●岐阜県関市
「消防団ドローン部隊」 10時~11時半

●岐阜県関市
関市(せきし)は、岐阜県のほぼ中央に位置し、北は美濃市、郡上市、
下呂市、福井県大野市、東は美濃加茂市、加茂郡、西は岐阜市、
山県市、本巣市、南は各務原市に隣接している。
人口は82,997人、面積は472.33㎢で、V字型の形状をしており、板取
地域は豪雪地帯に指定されている。
岐阜県の中濃地域にある市で、刃物の生産で知られ「世界三大刃物産地」
の一つとされている地域である。

●「消防団ドローン部隊」
関市の地形が東西にV字の形状をしており、その全域の約8割を森林や
河川が占めている。
こういった複雑な地形においても、出水期における水害、河川観光客の
水難事故、山岳等での行方不明者捜索などに臨機応変に活動する必要が
あり、こういった局面へ瞬時に対応するため、ドローン(小型無人機)の機動
力を活かし、水難事故現場等で要救助者を上空から捜索するとともに、山林
火災現場等での延焼状況や災害状況などを把握、撮影することを目的と
していた。
平成27年12月14日に発足し、消防団で配置したのは全国初。
関市消防団員及び関市役所危機管理課員から人員を選出し「関消防団
ドローン部隊」を結成している。現在16名(消防団13名、危機管理課3名)
機体は3機所有し、操縦者はドローン部隊員のみ。
(1)災害現場における情報収集
(2)水難事故、山岳活動などの人命捜索
(3)関市消防団長が必要と認めた時
に出動している。操縦者はドローン操作に必要な教育訓練講習を受講して
いた。

◎所感
平成28年より、活動実績は27件あるが、やはり消防団員が山岳に入って
いる時の崖下など団員が入っていけないところでの運用がメインとなって
いた。
それゆえ、人が遭難していないか等の確認(人命救助)と、水難事故等の
対応、また山林火災での延焼の確認が映像や写真で残せるなどの実績
があり、特にドローンでのこういう発見ができた!等の成果は出ていない
ようではあったが、やはり人が入れないところへの利用、確認作業など
では十分に活用されている。
また映像や写真等での証拠が残り、消防団員の負担軽減には繋がって
いるところ、本市でも十分検討していくべき必要性を感じた。
とてもすばらしいドローン部隊であり、模擬飛行もしていただき、ドローン
自体の利活用は消防団以外にも多面的の考えられ、とても参考になった。

関市市長さんもご挨拶いただきました!



実際、ドローンを飛ばして、操作も見せていただきました。



3自治体の皆様、議会関係者の皆様、本当にありがとうございました。

私は終わって昼食をとらずに、先に帰りました・・・。
夜の公務があり、新幹線に乗ろうとしましたが、遅延が発生していて、
結局、遅れての公務出席となりました・・・。(良き思い出ガーン
  


Posted by はまぐちふどうさん at 08:17Comments(0)視察研修

2023年08月03日

東京でセミナー受講

以前、セミナー受講した時に、高沖先生が、

「政務活動費で議員は勉強するように。」

と言われてから、なるべく時間ある時を見つけて、勉強するように

しております・・・。

実は1日夕方の飛行機に乗り、昨日、セミナーを受講。

昨晩の最終の飛行機で戻りました。



地方議員研究会セミナー

●急激悪化の財政歳入増加策
・コロナで悪化する地方財政の課題とは
・決算の必要性と活用事例
・法定外税と地方交付税の関係
・自治体財政圧迫の主要因
・ふるさと納税の事例紹介と考え方
・歳入増加策の政策提案

●持続可能な歳出削減策
・夕張破綻に学ぶ財政破綻したらどうなるのか
・行政改革・無駄使いのチエックポイント
・官民連携の秘策教えます
・議員ができる事業の見直し方
・金を借りてモノをつくる時代は終わった
・人件費、給与表の簡単解説

講師は、村山祥栄氏(元京都市議会議員)で、現在は大正大学

地域構想研究所客員教授です。(多分、42か43歳くらいです、はい。)

とてもわかりやすい財政のセミナーでした。

後日報告しますが、少しお話しが新人議員用ではありましたけど、

やはり、セミナー受講は必要ですね。

(大人数でセミナー行く会派もあれば、私は1人ででも行きたい方ナイショ

今回もいろいろ学ばせていただき、当局への質問もして行きたい

と思いました。

「一般質問」できなくても、私からの質問は可能ですし、いろいろ

時間ある時、調査もしたいと思います。

やはり「財政」の勉強は、自治体の1丁目1番地です。

貴重な勉強をさせていただきました・・・ありがとうございました。

もちろん、後日報告させていただきます。  


Posted by はまぐちふどうさん at 07:19Comments(0)視察研修

2023年07月28日

東北方面への行政視察

7月25日(火)から昨日まで、「議会活性化特別委員会」の行政視察

がありました。

通常は委員のメンバーだけですが、今回は「議長も一緒に!」と、

お誘いも受けておりましたので、同行することに。

●山形県天童市

●宮城県多賀城市

●岩手県平泉町

の3か所です。

それにしても「東北も暑かった!」の一言につきますガーン

昨日は仙台~伊丹空港まで帰ってきましたが、大阪は異常な暑さ。

大阪府枚方市では観測史上最高となる39.8℃を記録したとかオドロキ

それでも、出席議員全員と随行職員、総勢11名が、昨日夕方には

無事戻りました。

私も7月は結構な数、多くの移動がありましたが、元気です。


3日間、留守にしてた関係で、本日からと来週もバタバタですが。

皆様、熱中症対策をして、お過ごし下さい。

特にご高齢の皆様は、屋内でも熱中症になりますから、お気を

つけいただきたいと思います。

報告書は後日作成します。

写真は、JR仙台駅(近くで宿泊しましたので)



本市議会の行政視察の時期も少し検討せねば・・・とも思いました、はい。
  


Posted by はまぐちふどうさん at 07:43Comments(0)視察研修

2023年05月29日

北川正恭氏の基調講演で

東京でのセミナーは、聞きたかった北川正恭先生の冒頭の基調講演が

全て!だと感じました。

●基調講演「善政競争できる地方議会をめざす」
 早稲田大学名誉教授/早稲田大学マニュフェスト研究所顧問 

 北川正恭氏

「アンコンシャス・バイアス」とは何か?・・・無意識の思い込み・偏見
とか、無意識の固定概念のお話しから始まった。
議会には、無意識に先例や思い込みが存在しているところ。

統一選での改選後、女性議員や若い議員が増えた現在、改革が
必要である。
今までの議会は執行権の追認機関、監視機関であった。過去の
延長線上の議会では何も変わらない。

今こそ「バックキャスティング」最初に目標を描き、その目標を実現
するためには何をやるべきか、シナリオを作成する必要がある。

執行部は保守的で、改革のできない組織である。
法律や規則、制度を守って行財政運営(法定主義)をしているが、
議会は二元代表制の中で、民意を反映するところである。
「アンコンシャス・バイアス」を脱却して、議会から変えて行くべき!

北川先生から出た言葉、
「アンコンシャス・バイアス」と「バックキャスティング」。
そのためには議会から政策サイクルを考え、政策に強い議会に
していく必要性。
全くその通りであると思いました。私もまだまだ勉強しないと!と
強く感じた基調講演でありました。



さて、新しい月曜日です。

今週も一週間頑張りましょうー。

私も議会前のバタバタが続きます予定・・・しっかり体調管理

して6月議会に臨みたいと思います。

  


Posted by はまぐちふどうさん at 07:33Comments(0)視察研修

2023年05月28日

セミナー受講(東京)

6月議会前、セミナーを受講しに東京へ。

「政策サイクル推進地方議会フォーラム」報告会
住民価値を創造する地方議会へ
~議会からの政策サイクルと成熟度評価の意義~

全国町村会館2Fホール

議会報告会でも様々な市民の皆様の意見があり、やはり「チーム議会」で、

政策サイクルの必要性を学びたかった矢先のフォーラム。

これ、受講して良かったです。

病み上がりでしたが、なんとか無事戻りました。

とても勉強になりました。



ご報告は後日に。  


Posted by はまぐちふどうさん at 21:38Comments(0)視察研修

2023年04月14日

徳島県吉野川市に視察

三豊市議会「議会活性化特別委員会」で行政視察へ。

朝8時前に三豊市役所を出発した。

バスで約1時間半・・・猪鼻トンネルは初めて通りました、わたし。

10時~ 徳島県吉野川市役所

「吉野川市議会議員による職員に対するハラスメントに
  関する条例について」

●吉野川市
吉野川市は、徳島県の北部、吉野川の中流域南岸に位置し、面積は
144.14㎢、吉野川を挟んで、北は板野郡・阿波市、東から南は名西郡
西は美馬市に接している。
人口は38,772人(令和2年の国勢調査)で、徳島県では4番目の人口
規模である。世帯数についても15,488世帯で、4番目である。
2004年の平成の大合併によって麻植郡鴨島町、麻植郡川島町、麻植郡
山川町 、麻植郡美郷村が統合してできた市である。

私も鴨島町は知っていました。

●「吉野川市議会議員による職員に対するハラスメントに関する条例
について」

令和4年3月23日交付・施行した。

令和3年に市議会議員から市職員に対するハラスメントの疑いがある
案件が発生した。
この問題を受けて、今後、同様の問題が生じないようにするためには
どうすれば良いのかを検討した結果、条例を制定することになった。

そのため条例名にも「議員による職員に対するハラスメント」と明記し、
対象をはっきり示し、あえて対象を絞った条例としている。

従来から「政治倫理条例」は存在したが、実際にハラスメントに関する
問題が生じたことへの対応という点が重要視されたことから、結果と
してハラスメントに関する条例を制定すべき、との意見が採用された。

吉野川市の条例は、ハラスメントを起こさない意識付けと起こさない
宣言を目的とし、条例を制定していることから、条例中には事案が
起こったときの対応について明記していない。

・実際にハラスメント事案があったことをきっかけに制定したことも
 あり、制定するまでに時間もなかった。
・制定することが第一で、不備な点については、今後ブラッシュアップ
 していく方針とした。
・実際に問題事案が起こった場合には、ハラスメント以外の問題も
 複合的に生じている可能性があり、この条例だけで解決が難しい
 可能性がある。

また政治倫理条例についても、制定から時間が経っており、見直し
を検討中である。
事案が起こった場合には、政治倫理条例に沿って対応する。

また第三者による諮問機関の調査の設置も規定していない。
(この辺りは、議会内で一定の解決に導いていく必要があると考えて
いた。)

●所感
条例制定後の職員と議員の関係は、現在では良好な状態で
あると思われる。ハラスメントに関する相談などは現在はない。

議員と職員は、直接的な雇用関係はないものの、ハラスメントの生じ
やすい関係性にある!
特に職員に対して、ハラスメントをしないという強い意志を示す必要が
ある、との説明は、本当にその通りだと感じた。
条例をどのような内容にしようとも、条例の制定のみでハラスメントに
関する問題がすべて解決するものではない。
個々の議員がしっかりとハラスメントに向き合っていく姿勢が重要!
との事、とても勉強になった。

特に山添議長の言われた、職員との「信頼関係」を構築すべく、各部署を
回って、お声がけや情報収集をしていく点、私もなるべく行っていますが、
日頃からの職員とのコミュニケーションを大事にしたいと思いました。

さて三豊市議会・・・第三者委員会設置までを含めて、条例制定を早急に
考えております、はいナイショ





天気が良くて、とってもいい勉強になりましたー。

吉野川市議会議長、副議長、議会事務局の皆様、本当に
お世話になり、ありがとうございました。  


Posted by はまぐちふどうさん at 07:50Comments(4)視察研修

2023年02月08日

香川県市議会議長会議員研修会

3年ぶりの「香川県市議会議長会議員研修会」へ。

ホテルクレメント高松 13時半~16時

「質問力を高める 議会力にいかす」
 ~政策議会の一般質問~

法政大学法学部教授 土山 希美枝 先生


2年前、三豊市議会にも来ていただいた、「一般質問」のやり方を

ご教示いただける素晴らしい先生です。

実はわたし、「香川県市議会議長会副会長」なので、11時半に集合。

先生をお出迎え、市議会議長会の会長である高松市の佐藤議長、

白石副議長と一緒に、先生とお食事レストラン

三豊市でのご講演を覚えていただいてましたし、いろいろお話し

できまして良かったです。

講演は「目からウロコ」で、本当に勉強になりました・・・が、私は一番

前列で、しかも最後の御礼のご挨拶まであった・・・。





なんとかわお礼のご挨拶も無事終了・・・先生は飛行場へ。

なんか、ドッと疲れましたが、戻ってきて17時から打ち合わせ2件ガーン

それでも、わたくしの「香川県市議会議長会副会長」の職も、3月末

で終了します・・・ほとんど活動はできませんでしたが・・・。

なんか疲れておりますが、皆さんの応援があります・・・頑張ります。  


Posted by はまぐちふどうさん at 07:58Comments(0)視察研修

2023年02月05日

三豊市議会議員研修会

2月3日(金)

三豊市議会議員研修会を行った。

13時半~15時半

「ハラスメント研修」

弁護士 太田雅幸 氏

太田先生は、衆議院法制局において法制立案の職務に従事した後、

弁護士登録。

専門は、会社法務、不法行為法、政策法務などで、特にハラスメント

に詳しく、「議会のハラスメント」を含む、政治分野におけるハラスメント

で、全国でご講演いただいている第1人者の先生です。

私も念願かない、やっとお会いする事ができましたースマイル

地方政治におけるパワハラ事象については、別の議員から

パワハラなどがあると回答した議員が全国で14%もあり、国会議員

のパワハラ等が世間の耳目を引き、地方議会でも問題が出始めて

おります。

私ども議会も、ハラスメント予防として、ハラスメント対策においては、

市民に対する議会の信頼を保持するためには、まずは議会で、議員

全員で勉強していくべき、との考えから、今回の研修会となりました。

(22人の議員中、20人が出席、部長級9人のうち、7人が出席した)



特にパワーハラスメントについて、本当に勉強になりました。

労働施策総合推進法30条の2第1項

パワハラとは
①職場における優越的な関係を背景とした言動であって、
②業務上必要かつ相当な範囲を越えたものにより、
③労働者の就業環境が害されるもの

であり、①から③までの要素を全て満たすもの、であります。

これが標準パッケージであり、質問でもありましたが、執行部との

やりとりが、いつのまにかパワハラにならないか?

身体が大きい、声が大きいのはどうなのか(笑)?

など質問もありましたが、理詰めの追求や、政策の議論は問題

ないが、それがきっかけとなり、度を越して「人格否定」する事は

いけない!(税金泥棒や人格否定で罵るなどはバツ!)という事。

結局は、プライバシーを守りながら、相談窓口を開設→事実認定

→処分をどうするか(謝罪や勧告など)のプロセスが重要となる。

ハラスメントは、組織の縛りで何とかなるものであり、コントロール

ができる、抑圧できるものであり、女性の多い議会ほど、実践的

である。(問題が起こらない傾向がある?)という点、とても勉強に

なりました。

太田先生、本当にありがとうございました。

東京から日帰りで、本当に、感謝、感謝!の「議員研修会」と

なりましたー。
  


Posted by はまぐちふどうさん at 09:25Comments(0)視察研修

2023年02月04日

香川県市議会議長会・県外合同視察研修会

香川県市議会議長会「県外合同視察研修会」のご報告。

令和5年1月23日(月)~24日(火)

朝7時半の電車に乗り、JR岡山駅にて九州新幹線「さくら」に乗り換え。

12時20分に到着。バタバタと昼食をとり、鹿児島中央駅西口バス乗り場へ。

12時50分集合でした。

そこからバスに乗り、香川県市議会議長会県外合同研修がスタートです。

今回は8市の正副議長、議会事務局長が一同に。(1市不参加)でした・・・。

●鹿屋市桜ケ丘子育て支援住宅整備PFI事業について
子育て支援住宅「ハグ・テラス」
15:00~16:45 

鹿屋市(かのやし)は、鹿児島県にある市で、九州南東部、大隅半島の
中央部に位置する。
人口10万人を擁する、大隅半島の行政・経済・産業の中核となる都市で
ある。
年間の平均気温17℃という温暖な気候と豊かな自然を活かした農業・
畜産が盛んであり、黒豚やブロイラー、落花生、サツマイモなどが特産品
である。
また、国立大学の鹿屋体育大学や海上自衛隊鹿屋航空基地がある。
鹿児島県内では鹿児島市(県庁所在地)・霧島市に次いで3番目の
人口規模を有する都市である。
現在の鹿屋市は2代目であり、旧鹿屋市と肝属郡の2町(吾平町・串良町)、
曽於郡1町(輝北町)との合併により2006年に発足した。人口100,586人
(R3.9.1)、面積は448.15平方キロメートルの市で、現在は「ばらのまち」
「健康・交流都市」をキャッチフレーズとしている。

まずは市役所にて説明を受けた。



公営住宅建替事業については、昭和30年代に建設された老朽化した
公営住宅団地が多く、同じ敷地内での県営住宅建替事業や、公営住宅
建替事業は2期工事までは終了したが、平成19年に財政難により3期
工事が事業凍結された。
それゆえ、公民連携(PPP/PFI)事業導入が検討され、凍結している
事業を動かすには、PFIしかない、との結論となった。

続いて現地視察へ。





2019年3月、子育て支援住宅(ハグ・テラス)として供用が開始された。
PFI導入で市の財政負担の削減を図り、さらに子育て世帯に特化した
施設も併せて設立することで、事業に付加価値をつけ、団地や地域の
活性化を図る事業に。
子育て世帯向けの公共賃貸住宅は、7階建て40戸で、間取りは2LDK
や3LDKなど、3タイプの展開で、ベビーカーがおける広めの玄関収納や
指挟み防止機能のついたドアなど、子育てに配慮した設計が特徴。
賃料は55,000円前後だったと思うが、室内は広く、これだけの広さが
あるのに、お安い!(プロの感想)







隣接する民間の子育て支援施設は、地元企業が運営するアフター
スクールとママカフェ。
前者は学童保育で子ども達に「学習×スポーツ」を交えた教育を提供し、
後者はカフェの運営やイベントを通じて子育て世帯に特化したサービス
や情報を提供しているそう。




・PFI事業
ハグ・テラス建設にあたって、地元企業を中心としたPFI事業や民間
アパート運営実績がある県内企業がバックアップの元、市内協力業者
30社が関わった。
鹿屋市初のPFI導入ということもあり、地元企業向けの勉強会を開催
したところ、多くの地元企業が参加し、地元企業中心の事業者の受注
に至った。
またママカフェなどの民間運営施設を併設し、借地料をハグ・テラスの
維持管理・運営コストの一部に充てることで、さらなるコスト削減を図った。

事業費は約10億円。
長期収支計画によると、事業期間約30年で収入が支出を上回る見通し。
収入は社会資本整備総合交付金(国交省)や賃貸住宅の家賃収入、
民間収益施設の借地料などを併せて約11億円。支出は施設整備費や
維持管理費などを併せて10億5千万円となる予定で、長期の計画的な
事業スキーム構築により、自治体負担ゼロを目指していた。

ここがすばらしいところで参考になったが、ようはPFIは規制緩和の法律
であり、優遇措置として

①地方自治体にかかわらず、長期に行政財産の民間への貸付、
   民間の使用が可能になる
 →公共施設で稼いでもいい!(公有財産の有効活用)

②地方自治法、会計法によらず、長期債務負担(民間からお金を借りる)
   が可能になる
 →ローンでゆっくりお金を返してもよい!

点が重要で、特に私もとても興味深く勉強させていただいた。

市営住宅であれば、公共サービスの中で、エレベータの保守管理や受水
槽管理委託、入居者の管理や維持修繕、諸事務が発生するが、ここが
SPC(特定目的会社)が請け負い、コンソーシアムを組んだ市内企業の
地場不動産会社が担っていること(ノウハウがある。)
建てる場合の請負、委託契約も多くの企業と結び、政府系金融機関との
起債申請や償還じむなど、役所の仕事量は多い。
PFIであれば、市とSPCとの事業契約、サービス対価だけとなり、民間の
創意工夫が発揮され、なおかつ事務手続きも少ない点、公有財産の有効
活用については、とても参考となりました。

子育て専用の市営住宅は、本市では難しいが、公共施設でのPFIなどは
財政状況を鑑みても、考えていくべきであると感じました。


◎2日目
鹿屋航空基地史料館へ。
鹿屋航空基地史料館は、鹿児島県鹿屋市西原にある海上自衛隊の航空
史料館です。
昭和48年(1973年)12月に開館し、平成5年(1993年)7月には「新史料館」
としてリニューアルオープンした。
大日本帝国海軍鹿屋航空基地時代から現代の海上自衛隊に至るまでの
写真や文献、実機(復元)等を展示することによって、戦争・神風特別攻撃
隊の実態、現代海上自衛隊の装備の変遷・活動等を明らかにし、それに
よって国家を守ることの意味が理解されることを企図しています。
元航空パイロットの山森さんのご案内で、戦争の歴史を勉強させていただく。
特に神風特別攻撃隊の実態についてのお話しは、涙が出そうになりました。



終わって、二式大艇を見学した。
大きな飛行機でした・・・とても感激しました。



詫間海軍航空隊基地にあった、最後の1機です。



尾翼の「T‐31」の「T」は詫間の「T」・・・感動でした。

道の駅での昼食後、雪が舞う中、鹿児島中央駅までバス。13時半に解散。
その後、九州新幹線「さくら」にて岡山まで。
瀬戸大橋線の計画運休のため、岡山で1泊するはめになりました・・・。



翌日の朝の特急「南風」で多度津まで、そこから乗り換えJR詫間駅

には10時に到着。

ハプニングはありましたが、PFIについて勉強できましたし、「香川県

市議会議長会」は議長・副議長にならないと参加できません。

今年度、わたくし「香川県市議会議長会副会長」を仰せつかって

おりますので、副会長は、あと2ヶ月の任期なんですが・・・頑張ります。

  


Posted by はまぐちふどうさん at 09:04Comments(0)視察研修

2023年02月01日

また鹿児島へ・・・

先週に引き続き、今週も鹿児島。

2週間連続とはガーン・・・先週は「香川県市議会議長会」の県外合同視察で、

今週は、会派「清風会」の行政視察でした。

1月30日(月)~2月1日(水)まで。

コロナの行動制限もなく、3月議会を前に大いに勉強できました。

子育て支援センターの視察から、観光政策、バイオマス発電まで、

いろいろな分野で勉強してまいりました。

ご報告は後日に。

まずは無事帰れましたので、一安心。



宿泊先からパチリ。

先週は雪で全く見えなかった「桜島」・・・見れて嬉しかったです。

それにしても少し疲れております、はい。  


Posted by はまぐちふどうさん at 19:55Comments(4)視察研修

2023年01月25日

鹿児島県鹿屋市へ

鹿児島県鹿屋市へ。

3年ぶりの香川県市議会議長会の県外研修。

県内8市の正副議長と議会事務局長との研修なんですが、1市が不参加

となり、県内7市での合同研修に。

実はわたくし、本年度「香川県市議会議長会副会長」ならしく、参加して

きました。

特に見たかったのは、二式大艇。

詫間海軍航空基地にあったもの。



「T」は詫間の「T」なのですよー。



涙出そうになりました、わたし泣き



その後、雪で事件が・・・。



詳細は、後で報告しますが、実は昨日帰る予定が、瀬戸大橋線

の計画運休により、岡山駅で足止めガーン

岡山市内のビジネスホテルで急遽1泊し、先ほど帰りました。

なんか本当に疲れましたが、無事帰れましたので良かったです。

お昼から、「議会活性化特別委員会」に出席します。

  


Posted by はまぐちふどうさん at 11:08Comments(0)視察研修

2022年11月14日

東京2日目はセミナー

東京2日目は、少し時間が空きましたのでセミナーを受講。

政務活動費も有効に使わせていただきます。

11月9日(水) 10:00~

「自治体と情報:基礎編
  情報から見る自治体の仕事」

 行政システム株式会社 行政システム総研 顧問
 蓼科情報株式会社 管理部 主任研究員
 榎並 利博 氏

 リファレンス新有楽町ビル(2階)

◎地方議員に期待される役割

①自治体における情報管理状況をチエックする
 ・自治体(特に市町村)ほど、住民に関する膨大な情報を保有・利用
 している期間は無い。
 ・今後、ますます重要になる自治体の情報管理について、地方議員と
 して正しく理解し、その管理状況をしっかりチエックすること!
②(デジタルな)情報を活用して政策提案をする

●住民サービスの要
 住民基本台帳とマイナンバー
・住基ネットの上に乗っているマイナンバー制度
・地方公共団体情報システム機構から、日本年金機構、国税庁などの
 情報は全て、「情報提供ネットワークシステム」を介して(履歴が残る
 システム)いる。
→マイナンバー制度は、住基ネットを基盤に構築されており、住基ネット
 は決して無駄にはなっていない!

●住民の生活を支える税と社会保障
 市町村の地方税は個人住民税(37%)、固定資産税(41%)がほとんど。
●住民・地域と行政をつなぐ地図情報
●インターネットと住民サービス

●個人情報保護とプライバシー
 個人情報保護法が2015年改正された。
 ・保護の強化
 ・もっと個人情報を活用することが目的に
 個人情報保護法は2021年にも改正
①個人情報保護法、行政機関個人情報保護法、独立行政法人等個人
 情報保護法の3本の法律を1本の法律に統合するとともに、地方公共
 団体の個人情報保護制度についても統合後の法律において全国的な
 共通ルールを規定し、全体の所管を個人情報保護委員会に一元化。
②個人情報の定義等を国・民間・地方で統一するとともに、行政機関等
 での匿名加工情報の取扱いに関する規律を明確化
 →自治体は共通化してもらう事に。
 (コロナで情報共有できない事も理由)

・地方公共団体の個人情報保護制度の在り方→議会への影響
 〇「個人情報保護」と「データ流通」の両立に必要な全国的な共通
   ルールを法律で設定
 〇法律の的確な運用を確保するため、国がガイドラインを策定
 〇その上で、法律の範囲内で、必要最小限の独自の保護措置を許容

●情報セキュリティとサイバー攻撃
 自治体の情報管理状況をチエック!
「自治体DX・情報化推進概要」・・・自治体の情報が全て載っている。
 市町村ごとに「自治体DX・情報化」の回答状況が公開されている。
 →監査・点検は?自己点検のみ?

◎所感
 技術者である榎並利博先生は、地方議員に期待される役割として、
自治体における情報管理状況をチエックするべきである事を教えて
いただいた。
今後ますます重要になる自治体の情報管理について、地方議員と
して正しく理解し、その管理状況をしっかりチエックする必要性を勉強
させていただく。
特に、自治体の情報管理状況をチエックできる
「自治体DX・情報化推進概要」
については全国の市町村ごとに「自治体DX・情報化」の回答状況が
公開されている。最新の情報が公開されている訳で、情報セキュリティ
とサイバー攻撃を防ぐためにも、議会でしっかり質問できるように武装
していく事が必要だと、改めて考えさせられた。
本市の情報システムは三観広域での管理に依存する部分が大きい。
自治体情報システムの大まかではあるが、基礎的な部分が理解でき、
とても勉強になった。

3日目へと続く・・・。



やはり、議長になっても勉強は続けるべきである事を実感。

できるだけ時間ある時はセミナーなど受講したいと思います。

(一般質問はできませんが、質問ネタは溜めておきたい!)

さて新しい一週間ですが、今週もバタバタが続く予定です。

新型コロナウィルス感染症対策をして、また皆さん、一週間

一緒に頑張りましょうー。


  


Posted by はまぐちふどうさん at 07:30Comments(0)視察研修

2022年10月21日

第17回全国市議会議長会研究フォーラムin長野

「第17回全国市議会議長会研究フォーラムin長野」へ。

デジタルが開く地方議会の未来

会派「清風会」+若手議員と共に。

やはり地方議会のデジタル化は避けて通れません。

コロナ禍ではしかりで、多くの市民の皆さんのご意見をいただく

方法は、対面やメールなどだけではなく、オンラインを駆使した

方法が当たり前となってきています。

事実「オンライン委員会」は開催されている自治体が増えて

おり、災害時(BCP)の対応を見越したデジタル化が進んで

おります。



長野市議会のおもてなし



2,000人の議員が一堂に!



一番学んだ点(要点)

●できる事からやる!
●習うより慣れろ!

 ・できなくても常に意識を持ち続け、デジタル化を重ね、
  うまくいくよう回数を重ねて、慣れていくことが重要!
 
●やって何になるの?→やってみたらどうか?に変えること!

●TTP(徹底的にパクる)・・・先進自治体を!

最後は笑えましたが、とにかく高齢やアナログの議員にも

ご理解いただいて、少しづつでも議員全員で、議会として

デジタル化対応を進めていくべき方向性を確認できました。


議長になって2回目の長野は、清々しいよりも少し寒かったガーン・・・。

三豊市でもできる事から取り組みたいと切に思いました。  


Posted by はまぐちふどうさん at 07:26Comments(0)視察研修