2019年03月21日

大浜小学校の閉校式その2

大浜小学校の閉校式で、詫間地区議員を代表して、ご挨拶させて

いただきました。

挨 拶

 三豊市立大浜小学校の閉校式にあたり、詫間地区議員を代表して、
一言ご挨拶を申し上げます。
閉校という言葉を今一度かみしめ、卒業生や地域の皆様をはじめ、関係者の
皆様の心情を思いますとき、愛惜の念、いかばかりかとご推察申し上げます。

 さて大浜小学校の歴史を見るに、明治二十五年に荘内村大浜本郷に大浜・
積の簡易学校を併せ大浜小学校が開設され、明治三十六年に現在地に新築
移転、明治三十八年には大浜尋常小学校と改称され、現在まで百二十七年と
いう長き伝統を築き上げてまいりました。
この3月末で閉校し、4月から詫間小学校へ統合されますが、地域社会の高齢
化と少子化という今日の課題は、ここ大浜校区も例外ではなく、年々減少する
児童数と、隣接した大浜幼稚園の園児数の減少、働く保護者の増加で、校区外
にある保育所への送迎の増加なども要因となり、地域に子どもがいますのに、
閉校は保護者・地域の皆さんの苦渋の決断であったと察しますが、旧荘内村
から学校が無くなり、この地域が今後はどのように変化していくのかはまだ誰も
分かりませんし、はたしてこの選択が正しかったかどうかは十年後、二十年後を
経ないと誰もわかりません。

 私が子供のころを思い出すに、紫雲出みどりの少年団というのがありました。
小学五・六年生になると、緑のキャップをいただき、大浜・箱浦小学校の児童が
一丸となって紫雲出山の野鳥の巣箱設置や紫雲出山の清掃などに出かけて
いったことを非常になつかしく思い出しました。
五年生になると緑のキャップを被り、紫雲出山に行けるようになるというのが、
非常に子供心にうれしかったことを覚えております。
おおらかな紫雲出山が、大浜小学校と箱浦小学校を繋げてきた事を感慨深く
思う中で、国際的な影響力も大きいニューヨークタイムズが毎年選定する世界で
「2019年に行くべき52カ所」に、日本で唯一「瀬戸内の島々」が選出され、
また「瀬戸内の島々」を象徴する写真として、紫雲出山の写真が掲載されました
事は、非常に何かの御縁を感じてなりません。

 さて児童の皆さんはまた、大浜小学校から詫間小学校へとスクールバスで
通う訳ですが、心中察するに、とても不安に思う事もあるかと思います。
ただ何も心配する事はありません。
皆さんの後ろには多くの大浜小卒業生が応援してくれています。
紫雲出山も温かく見守って下さいます。
それを決して忘れず、何かあったら地域の方誰でもいいですから、いつでも
何でもご相談して下さい。
そして、どうか皆さんも、大浜小学校で学んだ事に誇りと自信を持ち、詫間
小学校でも頑張って下さい。

 学校が閉校となりましても、これまでの歴史と伝統は詫間小学校に確実に
受け継がれていきます。
そして、大浜小学校の子どもたちが共に、「未来を拓き、たくましく生きる力」を
一層力強く育んでいけますよう、保護者の皆様、地域の皆様、学校関係者の
皆様には、今後とも更なるご支援とご協力を賜りたくお願い申し上げますと
ともに、この統合が吸収ではない、新生「詫間小学校」の発展と、皆様の益々
のご健勝を心からご祈念申し上げます。

 最後になりますが、これまでの長きにわたり大浜小学校の発展にご尽力
賜りました歴代PTA会長様をはじめ保護者の皆様、地域の皆様、歴代校長
先生、教職員の皆様、そして多くの学校関係者の皆様に、深く感謝申し上げ
ますとともに、子どもたちの未来が一層健やかなものでありますよう心から
お祈り申し上げ、ご挨拶といたします。 

平成三十一年三月十九日    三豊市議会 副議長 浜口恭行


校旗返納(校旗は、詫間小学校へ飾られます。)


大浜小学校の閉校式その2



ご挨拶を褒めていただきもしましたが、私自身は本当に悲しく、辛い

「閉校式」を経験し、改めて、胸が痛くなりました・・・(事を思い出します)

なんとか、児童による思い出発表や、サヌカイト奏者によるミニコンサートで

悲しみも和らぎ、様々な事を思い出していました。

やはり、大浜も箱もおんなじ荘内、「紫雲出山」や「船越八幡宮」で繋がっています

し、今は皆おんなじ「荘内出身者」ですから・・・。




私たち議員は、今後は跡地の有効活用を考える必要があります。

私が過去に一般質問しました中で、耐震のない「緑の村管理センター」や

「荘内自然休養村センター」など、いろいろな問題が山積しています中で、

私は私ができる事を考え、地元の皆様と一緒に行動したいと思います。

「127年間ありがとう、大浜小学校」

旧荘内村から学校という明かりが消えた今・・・私も今以上に、心機一転

精一杯、頑張ります!



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Posted by はまぐちふどうさん at 10:45│Comments(2)学校統廃合
この記事へのコメント
浜口さんも御存じのように、私は今まで母校を統廃合で失ったことはありません。
両親は、統廃合で幼稚園から高校迄失いました。粟島の小学校や中学校は瀬戸芸である一定の期間や台風の指定避難場所で年間にある程度は使用されていますが、母親が卒業した土庄高校は未だに跡地利用がされておりません。大浜小学校や箱浦小学校も地域の指定避難場所になっておりますが、年間を通して今後使用することを模索していかなければなりません。仁尾の父母が浜や紫雲出山の荘内半島から粟島、志々島を含めて滞在型と地域のイベントやマリンレジャーや釣り、アウトドア等の体感型のリゾート地になれば賑わい創出と地域振興になるんではないかと思います。交通インフラと通信インフラとキャッシュレスシステム等をフルに整備すれば世界各地の御客様を誘致することが出来ると思います。官で整備出来るものは整備して、管理運営は民間や地域でやれば、時間は掛かるかもしれませんが、必ず根付いていくんではないでしょうか。残された校舎や体育館を無駄にすることなく、市民と市外や海外からの御客様の新たな交流拠点になることを拙に希望します。
Posted by 若宮 at 2019年03月21日 19:00
若宮 様

個人的なご意見は伺いますが、地元で「跡地部会」もあり、地域の自治

会長を含めたいろんな方々が、地域のために、いろいろな検討や協議を

していただいておりますので、まずはそこから要望やご意見が出てくると

思いますので、ご了解下さい。
Posted by てっこうや at 2019年03月23日 16:25
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    コメント(2)