鉄工と不動産やの日記

コロナ禍では家族葬がほとんどで、お悔やみもわからない状態。

後で聞いて驚くが、家族葬では何もできませんね。

さて、もう5年くらいになるかと思いますが、ニューヨークから日本に戻られ、

三豊市内に住んでいただいてた仲の良いご夫婦の奥様が亡くなったようだ、

と噂で聞く。



Tさん夫妻は京都府から詫間町に移住して来られた。

「移住のきっかけは、ペットが飼える一軒家に住みたい、という妻の夢をかなえる
　ためでした。空き家バンクを制度を知り、インターネットで調べていくうちに三豊市
　を見つけました。」
私ども物件を含め3件を内覧予定で、大浜地区の物件を見た後、別の不動産屋に
車でお連れした。
「この地区は買い物に不便ですから、車に乗らないのであれば便利な町の物件が
　いいのでは？他で決めていただいて、結構ですよ。」
と話したのだが、その日の夜に電話があり、私どもで紹介した地区の物件を購入
したいと言う。（お安いのもあったかと・・・）

その後70歳を超えて車の免許を取得し、私どもで紹介した業者での、リフォームを
した物件に住んでいただいた。
このご夫婦は実はニューヨークで45年間、日本料理店を経営していて、アメリカ同時
多発テロの時には風向きが反対で、自身のお店の被害はなかったそうである。
自身のお店を譲り渡し、日本に帰ってこられての「御縁」でした。

購入後は私の知り合いから犬を譲り受け、犬の散歩を日課として夫婦で幸せな時間を
過ごしましたが、移住した頃は、たまに見に行っていたのですが、年上の奥様は年々
体調も悪くされていた気がしておりました・・・。


数年前にこのご夫婦のお世話をさせていただきましたが、奥様にとって、この

三豊市での生活は幸せだっただろうかーなど考えてしまいました。

私が家のお世話、またリフォームや犬までご紹介させていただき、米国で住む娘さん

が一度見に来られて、とても喜んでいた事を思い出しました。

私との「御縁」で、三豊市に住んでいただいた事は忘れません。

議会が終われば近いうちに、ご主人にお会いしに行きたいと思います。

謹んで心からお悔やみ申し上げます。


多くの移住者に「御縁」があって来ていただいておりますが、私自身、本当に

よくしていただいた事を忘れず、今後も精進したいと思います。