2015年07月11日
H27/6議会、私の一般質問その2
一般質問の2問目です。
●サルコペニア肥満と高齢者の健康づくりついて
サルコペニア肥満が問題となっているが、サルコペニア肥満予防への取り組みと、
高齢者の健康づくり、運動等の重要性の認識について、当局の考えを聞く。
(1)サルコペニア肥満の予防周知
(2)体組成計
(3)大人の健康遊具
○9番(浜口恭行君)
次に、サルコペニア肥満予防と高齢者の健康、運動の重要性への認識などに
ついてお聞きいたします。
メタボとはタイプが異なるサルコペニア肥満への関心が高まっています。
最近メディアでも取り上げられ始め、過去には、テレビの情報番組では、メタボ
より怖いサルコペニア肥満と紹介されているようです。
これは市民から問い合わせをいただき、恥ずかしながら、正直、サルコペニア
肥満という言葉自体、私も知らなかったので、今回調べてみました。
その上で質問をいたします。
サルコペニア肥満とは、筑波大学大学院人間総合科学研究科の久野譜也教授
が2009年に発表して知られるようになり、サルコペニアとは加齢による筋肉量の
減少のことです。それに肥満が組み合わさったのがサルコペニア肥満、筋肉が
サルコ、減少がペニアですね。
端的に言えば、加齢で筋肉量が減り、脂肪が増える状態のことを指します。
サルコペニア肥満とは、筋肉減少と肥満の両方をあわせもった状態です。
聞きなれない言葉でありますが、ここ数年前から、前述のメディア等の紹介もあり、
とても注目されるようになっています。
サルコペニア肥満では、通常の肥満よりも高血圧などの生活習慣病にかかり
やすく、また運動能力、特に歩行能力を低下させるため、寝たきりになるリスク
を高めます。
また、サルコペニア肥満は筋肉が減少し、脂肪が増加するため、全体として
体重や体型が変わらない場合があるため気づきにくいという状態になるそうです。
そのため発見がおくれがちで、生活習慣病などが進行しやすくなります。
見た目は普通なのに実は肥満という意味で、メタボリックシンドローム、通称
メタボと似ていますが、メタボは内臓脂肪型肥満なので目立たないだけであって、
筋力低下とは直接関係ありません。
なので、サルコペニア肥満とメタボリックシンドロームは異なるということで
あります。
ただし、メタボの状態で筋肉が減少すると、サルコペニア肥満を合併することも
あり得るそうであります。
サルコペニア肥満は高齢者に多い症状です。
久野教授の調査によれば、男女とも60代でサルコペニア肥満がふえ始め、
70代以上になると約3割が該当する場合があるそうです。
また女性に多いとも言われています。
しかし、サルコペニア肥満は高齢者だけが注意すればよい問題ではなく、
近年では若い人たちの間でも予備軍が見られます。
久野教授が設立した筑波大学初ベンチャーのつくばウェルネスリサーチによると、
判定条件として、
1、筋肉率、体重に占める筋肉の割合は男性で27.3%未満、女性で22%未満、かつ、
2、体格指数、BMI、体重を身長の2乗で割った数値が25以上が該当し、筋肉率は
市販の体組成計で計測できるが、片足で立って靴下がはけない場合は筋力の
低下が疑われるそうであります。
また、一番起きやすいのは足腰の筋肉で、筋肉が減ると歩行機能が低下し、
階段を上がるのがつらくなったり、つまずきやすくなったりして、日常生活に支障が
出ます。
それが原因でけがなどをすれば寝たきりの状態にもつながりかねず、筋肉が
衰えてくると脂肪は燃焼しにくくなり、肥満は進行し、生活習慣病、糖尿病や
脂質異常症、高血圧などのリスクが高まる悪循環となります。
実際に、つくばウェルネスリサーチで、中高年者5,193人を対象に調査したところ、
高血圧のリスクが男性、女性とも高かったということであります。
それゆえ、サルコペニア肥満の怖さを周知する必要がありますし、予防策を
考える必要があります。
1番には、サルコペニア肥満を認識できる内臓脂肪測定器、体組成計の設置が
必要であると私は思います。
体組成計は、体脂肪や筋肉量、骨量など、人間の体の組成を計測するための
機器で、健康管理に関する情報ニーズの高まりに伴って、今までにあった体脂
肪計、これは肥満予防や健康維持のための体脂肪チェックを行うという機能に、
健康管理の関係因子となる内臓脂肪や基礎代謝、また筋肉量や骨量などの
体組成を測定できる機能が追加されたもので、筋肉率など、サルコペニア肥満
を認識できるという機器であります。
基本的に運動不足で必要以上の食事をとる人なら、誰でもサルコペニア肥満
になる可能性があることを踏まえ、
1、これらサルコペニア肥満への市当局の認識があるのか、また、高齢者の予防
への取り組みをどう考えるか、
2、公共施設などへの内臓脂肪測定器、体組成計の設置が考えられないか、
3、サルコペニア肥満の予防や改善、また高齢者の健康づくりのため、気軽に
筋力を鍛える大人用の健康遊具の設置が有効であると思うが、一次予防として、
大人用健康遊具の設置などが検討できないか、
をお聞きいたしますので、よろしくお願いいたします。
○健康福祉部長(森 諭君)
それでは、浜口議員の御質問にお答え申し上げます。
議員御質問のサルコペニア肥満の予防と周知につきましては、現在、健康づくり
の施策として実施しているものといたしましては、女性のための簡単運動講座、
ピラティス、脂肪とれとれ教室、健康づくり講座、栄養教室など、市民参加の講座
や教室を定期的に開催しております。
教室での取り組みを参考までに御紹介いたしますと、脂肪とれとれ教室では、
サルコペニア肥満に関するチラシを使って説明するとともに、サルコペニア肥満の
チェックポイントである歩幅が短くなる、歩行速度がおそくなる、つま先立ち、片足
60秒立ち運動を取り入れております。
また、自分の体の状態を知るということで、初回と最終日には体組成計により
骨密度や筋肉量、体脂肪量などを測定いたしまして、その結果について理解を
してもらうことで、健康づくりに関心を持ってもらい、日常生活の中で運動を継続
する習慣づけに繋がっております。
こうした健康講座や運動などにつきましては、みずからの意志で続けることが
重要でございますので、自主的に講座を引き継ぐ活動サークル等の育成に
努めておりまして、既に幾つかの講座では、こうした自主サークルが自費参加
により活動を続けております。
また、公民館等が主催する運動や活動などを社会資源と位置づけ、健康教室、
健康相談等を利用した方を案内するなどして、運動の動機づけと生活習慣病の
予防に取り組んでおります。
とりわけ高齢者の健康づくりに着目いたしますと、健康寿命の延伸こそが最大の
課題であると認識しております。
健康寿命とは、認知症や寝たきりにならない状態で自立して生活できる期間の
ことをいいまして、平均寿命から介護期間を引いた期間とされております。
健康に生活できる期間をできるだけ長くすることは、全ての市民の願いでもある
ことから、現在、三豊市では健康づくりの促進といたしまして、予防重視の保健
事業、健康づくりを推進しております。
また、自主活動として、幾つかのまちづくり推進隊が取り組んでいる健康づくり
事業に対しても支援を行いまして、市民の疾病の危険因子の減少、疾病の減少
を目指して取り組んでおります。
ただ、成果の向上には、市民の皆様の、みずからの健康はみずからが守ると
いう自覚を持っていただき、疾病予防のための検診や運動教室、保健活動や
各種講座に積極的に参加いただかねばなりません。
来るべき超高齢化社会の到来も踏まえて、日ごろから運動不足と生活習慣の
改善を通しまして、疾病の発生予防に努めるとともに、生活の質の向上に努め、
健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指すことが重要であると考えております。
次に、公共施設等への体組成計の設置と筋力を鍛える大人用健康遊具の設置
の検討につきましては、現在、三豊市総合体育館とたくまシーマックスに設置
されておりまして、各種トレーニング機器を使った効果的な運動を専門のインスト
ラクターがサポートしてくれております。
今後もこれらの施設を有効に利用していただくとともに、各種健康教室、介護予防
教室を開催する中で、サルコペニア肥満に対応した教室のほうも継続的に取り入れ
ていきたいと考えております。
以上、浜口議員の御質問にお答え申し上げます。
○9番(浜口恭行君)
ありがとうございます。それでは、再質問をいたします。
サルコペニア肥満予防に取り組んでおります自治体が、今、ふえておりまして、まず
体組成計ですが、墨田区にはあります。
墨田区では、よりよい生活習慣づくりを支援するため、区役所、中小企業センター、
生涯学習センター、文化センターなどの公共施設約26カ所に体組成計を設置して
いるそうです。
設置場所の詳細は関連のホームページですぐに検索できるようになっていますが、
体組成計で気軽に筋肉量を測定できるという点が、非常に区民に好評であるという
ことです。
三豊市では、健康教室の測定と2カ所、それも指定管理されている総合体育館と
シーマックスという答弁でしたけど、ふやすことは考えてないということでしようか。
もっと気軽にという点でお聞きしたいと思います。
また、近年では、サルコペニア肥満調査事業として、集団検診の会場において、
手足の筋肉量測定を実施している自治体、これも実は大変ふえております。
尼崎市では、集団検診時にサルコペニア肥満の予防を意識した筋肉量測定に
加えて、昨年の結果では、男性の6、7人に1人、女性での12人に1人がサルコ
ペニア肥満の疑いがあるということが集団検診でわかりました。
三豊市でも、これらを検討すべきであると思いますが、どうでしょうか。
また、大人用の健康遊具ですが、これは知り合いに以前聞かれたことなんですけど、
公園等で中高年が楽しめる遊具というのがとてもふえているそうで、ストレッチや
ツイスト、ジャンプ、屈伸などの運動ができる大人用健康遊具が、本格的ではない
ですけど、高齢者が気軽に筋肉を鍛えるという点、少子高齢化で子供の公園利用
が減少する中で、公園に集う中高年が増加し、健康づくりや老化防止に役立てて
もらおうと、全国的に自治体が力を入れております。
実は、これも市民に以前教えていただきまして、大人用の健康遊具ということ自体、
私、ちょっと知らなかったんですけど、特にサルコペニア肥満の予防や改善には
有効であると思います。
国土交通省では、都市公園における安全管理の強化を図るため、都市公園に
おける遊具の安全確保に関する指針も改定されたようですが、このあたりも、
少しでも検討できませんでしょうか。再質問をいたします。
○健康福祉部長(森 諭君) それでは、浜口議員の再質問にお答えいたします。
公共施設への体組成計等、健康遊具を含めましての設置の件でございますが、
先ほど申しましたように、健康福祉部のほうでは、ピラティス運動とか、脂肪とれ
とれ教室、こちらのほうで、たくまシーマックスのほうから専門のインストラクター
を委託で来ていただきまして、12回コースとか、10回コースとか、そういう形で
専門家により指導をしておりまして、この方々が講習を受けた後に、自主参加で
さらにクラブ活動を続けているという、非常に今、好循環なシステムが現在構築
されております。
この輪が広がりまして、先では公民館等々の公共施設に設置することが望ましい
と思われますが、現在のところ、三豊市の取り組みといたしましては、各種の健康
教室で専門によるインストラクター等に来ていただきまして、それに対して指導を
していただくというふうに考えておりますので、御理解よろしくお願いいたします。
以上、浜口議員の再質問にお答えいたします。
○9番(浜口恭行君)
ありがとうございます。
三豊市の新総合計画の後期基本計画を読むに、人々が支え合い、健康でいきいき
と暮らせる町、医療・健康・福祉の健康づくりの促進として、一次予防及び重症化
予防の重視、これまでの健康診査を中心とした疾病の早期発見・早期治療にとど
まらず、市民一人ひとりの生活習慣の向上、改善を支援し、生活習慣病を初めと
する疾病の一次予防などに重点を置いた取り組みを推進しますと書いてあります。
また、三豊市健康増進計画で、平成25年3月の中間評価見直し版の中の評価指標
の実績では、アンケートの調査結果から、身体活動・運動では、日ごろから日常生活
の中で健康維持・増進のために意識的に体を動かすなどの運動をしている人の割合
は、男性は改善しているが、女性はやや低下していると、また運動習慣者の割合は
男女とも改善したが、目標が下回っているというふうに書いてあります。
健康寿命の延伸が最大の課題ということはわかりますが、最初に言いましたように、
サルコペニア肥満というのは、見た目や体重では判断しにくく、同じ体重でも脂肪量
ばかりがふえて、筋肉量が減っているという可能性があるところが非常にやっかいで
あると言われています。
筋肉が衰えて、ちょっとつまずきやすくなって、ちょっと健康教室に来てくださいは
ないと思いますし、気づかずにサルコペニア肥満が進行して、生活習慣病の糖尿病
や脂質異常症、高血圧になってしまったという点でのサルコペニア肥満の怖さの
周知予防を徹底する必要があると私は思います。
サルコペニア肥満での女性は、高血圧のリスクが2.3倍、糖尿病のリスクが19倍と
いう結果があります。
また、これを放置しておきますと、将来、ロコモティブシンドロームですね、これは
運動器の障害により要介護になるリスクが高い状態になるというものですけど、
これや、骨粗鬆症性骨折の原因となって、ひいては寝たきりの状態になるとも言われて
いるくらい、今、本当にサルコペニア肥満って、いろんなところで、私、調べているうちに、
いろんなところに出ております。
スポーツ施設の利用者とか、運動する人の割合は増加していますけど、スポーツ施設
や健康教室での参加が、高齢者には遠くて、ちょっとおっくうになって、ましてや中山間
や島とか半島の人は、なかなか利用しづらいという部分が私はあると思うんですけど、
それらを考えれば、体組成計ですね、各支所とか集いの広場とかに配置するとか、
集団検診には入れてほしいと思います。
また、今回、この質問をするに当たって、ほかの議員や市民にも、サルコペニアって
一体何やねんというのを聞かれたんですけど、まず、サルコペニア肥満の周知を広報紙
などでも、ぜひお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。最後に再々質問をいたします。
○健康福祉部長(森 諭君)
それでは、浜口議員の再々質問にお答えいたします。
最初の答弁で、健康教室のほうを若干御説明させていただきましたが、この健康教室の
中身につきましては、体組成計等、測定をするような健康診断もありますが、体脂肪とか、
先ほど議員がおっしゃりましたような糖尿病の予防とか、いろいろな教室を実施しており
ますので、その中の参加者が、現在、健康課、介護保険課の中で1,000名を超えている
ような形の参加者で毎年実施しているのが現状でございます。
そういう中で、まちづくり推進隊とか、公民館を利用したこの研修を受けた方が、自費で
現在のところ活動を続けられているということでございますので、その活動の広まりを
期待すると同時に、議員が御質問されましたような公共施設の体組成計の設置もあわ
せて、保健師等と今後協議を進めていきたいと考えております。
また広報紙の周知のほうですが、サルコペニアに特化した広報の周知ではございません
が、健康教室等で、ことしの4月にも広報で周知しておりますし、健康教室に参加された方
につきましては、サルコペニア肥満が怖いと、こういうチラシのほうも約1,000名ぐらいの方
にお配りしておりますので、これとあわせまして、しかるべき時期にまた広報等に周知の
ほうも検討していきたいと思います。
以上、浜口議員の再々質問にお答えいたします。
一問目はセミナー参加からの質問で、二問目は市民の方からの質問をさせて
いただきました。
御意見、御感想等も、お聞かせ下さい。
hama2103_3104@yahoo.co.jp
●サルコペニア肥満と高齢者の健康づくりついて
サルコペニア肥満が問題となっているが、サルコペニア肥満予防への取り組みと、
高齢者の健康づくり、運動等の重要性の認識について、当局の考えを聞く。
(1)サルコペニア肥満の予防周知
(2)体組成計
(3)大人の健康遊具
○9番(浜口恭行君)
次に、サルコペニア肥満予防と高齢者の健康、運動の重要性への認識などに
ついてお聞きいたします。
メタボとはタイプが異なるサルコペニア肥満への関心が高まっています。
最近メディアでも取り上げられ始め、過去には、テレビの情報番組では、メタボ
より怖いサルコペニア肥満と紹介されているようです。
これは市民から問い合わせをいただき、恥ずかしながら、正直、サルコペニア
肥満という言葉自体、私も知らなかったので、今回調べてみました。
その上で質問をいたします。
サルコペニア肥満とは、筑波大学大学院人間総合科学研究科の久野譜也教授
が2009年に発表して知られるようになり、サルコペニアとは加齢による筋肉量の
減少のことです。それに肥満が組み合わさったのがサルコペニア肥満、筋肉が
サルコ、減少がペニアですね。
端的に言えば、加齢で筋肉量が減り、脂肪が増える状態のことを指します。
サルコペニア肥満とは、筋肉減少と肥満の両方をあわせもった状態です。
聞きなれない言葉でありますが、ここ数年前から、前述のメディア等の紹介もあり、
とても注目されるようになっています。
サルコペニア肥満では、通常の肥満よりも高血圧などの生活習慣病にかかり
やすく、また運動能力、特に歩行能力を低下させるため、寝たきりになるリスク
を高めます。
また、サルコペニア肥満は筋肉が減少し、脂肪が増加するため、全体として
体重や体型が変わらない場合があるため気づきにくいという状態になるそうです。
そのため発見がおくれがちで、生活習慣病などが進行しやすくなります。
見た目は普通なのに実は肥満という意味で、メタボリックシンドローム、通称
メタボと似ていますが、メタボは内臓脂肪型肥満なので目立たないだけであって、
筋力低下とは直接関係ありません。
なので、サルコペニア肥満とメタボリックシンドロームは異なるということで
あります。
ただし、メタボの状態で筋肉が減少すると、サルコペニア肥満を合併することも
あり得るそうであります。
サルコペニア肥満は高齢者に多い症状です。
久野教授の調査によれば、男女とも60代でサルコペニア肥満がふえ始め、
70代以上になると約3割が該当する場合があるそうです。
また女性に多いとも言われています。
しかし、サルコペニア肥満は高齢者だけが注意すればよい問題ではなく、
近年では若い人たちの間でも予備軍が見られます。
久野教授が設立した筑波大学初ベンチャーのつくばウェルネスリサーチによると、
判定条件として、
1、筋肉率、体重に占める筋肉の割合は男性で27.3%未満、女性で22%未満、かつ、
2、体格指数、BMI、体重を身長の2乗で割った数値が25以上が該当し、筋肉率は
市販の体組成計で計測できるが、片足で立って靴下がはけない場合は筋力の
低下が疑われるそうであります。
また、一番起きやすいのは足腰の筋肉で、筋肉が減ると歩行機能が低下し、
階段を上がるのがつらくなったり、つまずきやすくなったりして、日常生活に支障が
出ます。
それが原因でけがなどをすれば寝たきりの状態にもつながりかねず、筋肉が
衰えてくると脂肪は燃焼しにくくなり、肥満は進行し、生活習慣病、糖尿病や
脂質異常症、高血圧などのリスクが高まる悪循環となります。
実際に、つくばウェルネスリサーチで、中高年者5,193人を対象に調査したところ、
高血圧のリスクが男性、女性とも高かったということであります。
それゆえ、サルコペニア肥満の怖さを周知する必要がありますし、予防策を
考える必要があります。
1番には、サルコペニア肥満を認識できる内臓脂肪測定器、体組成計の設置が
必要であると私は思います。
体組成計は、体脂肪や筋肉量、骨量など、人間の体の組成を計測するための
機器で、健康管理に関する情報ニーズの高まりに伴って、今までにあった体脂
肪計、これは肥満予防や健康維持のための体脂肪チェックを行うという機能に、
健康管理の関係因子となる内臓脂肪や基礎代謝、また筋肉量や骨量などの
体組成を測定できる機能が追加されたもので、筋肉率など、サルコペニア肥満
を認識できるという機器であります。
基本的に運動不足で必要以上の食事をとる人なら、誰でもサルコペニア肥満
になる可能性があることを踏まえ、
1、これらサルコペニア肥満への市当局の認識があるのか、また、高齢者の予防
への取り組みをどう考えるか、
2、公共施設などへの内臓脂肪測定器、体組成計の設置が考えられないか、
3、サルコペニア肥満の予防や改善、また高齢者の健康づくりのため、気軽に
筋力を鍛える大人用の健康遊具の設置が有効であると思うが、一次予防として、
大人用健康遊具の設置などが検討できないか、
をお聞きいたしますので、よろしくお願いいたします。
○健康福祉部長(森 諭君)
それでは、浜口議員の御質問にお答え申し上げます。
議員御質問のサルコペニア肥満の予防と周知につきましては、現在、健康づくり
の施策として実施しているものといたしましては、女性のための簡単運動講座、
ピラティス、脂肪とれとれ教室、健康づくり講座、栄養教室など、市民参加の講座
や教室を定期的に開催しております。
教室での取り組みを参考までに御紹介いたしますと、脂肪とれとれ教室では、
サルコペニア肥満に関するチラシを使って説明するとともに、サルコペニア肥満の
チェックポイントである歩幅が短くなる、歩行速度がおそくなる、つま先立ち、片足
60秒立ち運動を取り入れております。
また、自分の体の状態を知るということで、初回と最終日には体組成計により
骨密度や筋肉量、体脂肪量などを測定いたしまして、その結果について理解を
してもらうことで、健康づくりに関心を持ってもらい、日常生活の中で運動を継続
する習慣づけに繋がっております。
こうした健康講座や運動などにつきましては、みずからの意志で続けることが
重要でございますので、自主的に講座を引き継ぐ活動サークル等の育成に
努めておりまして、既に幾つかの講座では、こうした自主サークルが自費参加
により活動を続けております。
また、公民館等が主催する運動や活動などを社会資源と位置づけ、健康教室、
健康相談等を利用した方を案内するなどして、運動の動機づけと生活習慣病の
予防に取り組んでおります。
とりわけ高齢者の健康づくりに着目いたしますと、健康寿命の延伸こそが最大の
課題であると認識しております。
健康寿命とは、認知症や寝たきりにならない状態で自立して生活できる期間の
ことをいいまして、平均寿命から介護期間を引いた期間とされております。
健康に生活できる期間をできるだけ長くすることは、全ての市民の願いでもある
ことから、現在、三豊市では健康づくりの促進といたしまして、予防重視の保健
事業、健康づくりを推進しております。
また、自主活動として、幾つかのまちづくり推進隊が取り組んでいる健康づくり
事業に対しても支援を行いまして、市民の疾病の危険因子の減少、疾病の減少
を目指して取り組んでおります。
ただ、成果の向上には、市民の皆様の、みずからの健康はみずからが守ると
いう自覚を持っていただき、疾病予防のための検診や運動教室、保健活動や
各種講座に積極的に参加いただかねばなりません。
来るべき超高齢化社会の到来も踏まえて、日ごろから運動不足と生活習慣の
改善を通しまして、疾病の発生予防に努めるとともに、生活の質の向上に努め、
健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指すことが重要であると考えております。
次に、公共施設等への体組成計の設置と筋力を鍛える大人用健康遊具の設置
の検討につきましては、現在、三豊市総合体育館とたくまシーマックスに設置
されておりまして、各種トレーニング機器を使った効果的な運動を専門のインスト
ラクターがサポートしてくれております。
今後もこれらの施設を有効に利用していただくとともに、各種健康教室、介護予防
教室を開催する中で、サルコペニア肥満に対応した教室のほうも継続的に取り入れ
ていきたいと考えております。
以上、浜口議員の御質問にお答え申し上げます。
○9番(浜口恭行君)
ありがとうございます。それでは、再質問をいたします。
サルコペニア肥満予防に取り組んでおります自治体が、今、ふえておりまして、まず
体組成計ですが、墨田区にはあります。
墨田区では、よりよい生活習慣づくりを支援するため、区役所、中小企業センター、
生涯学習センター、文化センターなどの公共施設約26カ所に体組成計を設置して
いるそうです。
設置場所の詳細は関連のホームページですぐに検索できるようになっていますが、
体組成計で気軽に筋肉量を測定できるという点が、非常に区民に好評であるという
ことです。
三豊市では、健康教室の測定と2カ所、それも指定管理されている総合体育館と
シーマックスという答弁でしたけど、ふやすことは考えてないということでしようか。
もっと気軽にという点でお聞きしたいと思います。
また、近年では、サルコペニア肥満調査事業として、集団検診の会場において、
手足の筋肉量測定を実施している自治体、これも実は大変ふえております。
尼崎市では、集団検診時にサルコペニア肥満の予防を意識した筋肉量測定に
加えて、昨年の結果では、男性の6、7人に1人、女性での12人に1人がサルコ
ペニア肥満の疑いがあるということが集団検診でわかりました。
三豊市でも、これらを検討すべきであると思いますが、どうでしょうか。
また、大人用の健康遊具ですが、これは知り合いに以前聞かれたことなんですけど、
公園等で中高年が楽しめる遊具というのがとてもふえているそうで、ストレッチや
ツイスト、ジャンプ、屈伸などの運動ができる大人用健康遊具が、本格的ではない
ですけど、高齢者が気軽に筋肉を鍛えるという点、少子高齢化で子供の公園利用
が減少する中で、公園に集う中高年が増加し、健康づくりや老化防止に役立てて
もらおうと、全国的に自治体が力を入れております。
実は、これも市民に以前教えていただきまして、大人用の健康遊具ということ自体、
私、ちょっと知らなかったんですけど、特にサルコペニア肥満の予防や改善には
有効であると思います。
国土交通省では、都市公園における安全管理の強化を図るため、都市公園に
おける遊具の安全確保に関する指針も改定されたようですが、このあたりも、
少しでも検討できませんでしょうか。再質問をいたします。
○健康福祉部長(森 諭君) それでは、浜口議員の再質問にお答えいたします。
公共施設への体組成計等、健康遊具を含めましての設置の件でございますが、
先ほど申しましたように、健康福祉部のほうでは、ピラティス運動とか、脂肪とれ
とれ教室、こちらのほうで、たくまシーマックスのほうから専門のインストラクター
を委託で来ていただきまして、12回コースとか、10回コースとか、そういう形で
専門家により指導をしておりまして、この方々が講習を受けた後に、自主参加で
さらにクラブ活動を続けているという、非常に今、好循環なシステムが現在構築
されております。
この輪が広がりまして、先では公民館等々の公共施設に設置することが望ましい
と思われますが、現在のところ、三豊市の取り組みといたしましては、各種の健康
教室で専門によるインストラクター等に来ていただきまして、それに対して指導を
していただくというふうに考えておりますので、御理解よろしくお願いいたします。
以上、浜口議員の再質問にお答えいたします。
○9番(浜口恭行君)
ありがとうございます。
三豊市の新総合計画の後期基本計画を読むに、人々が支え合い、健康でいきいき
と暮らせる町、医療・健康・福祉の健康づくりの促進として、一次予防及び重症化
予防の重視、これまでの健康診査を中心とした疾病の早期発見・早期治療にとど
まらず、市民一人ひとりの生活習慣の向上、改善を支援し、生活習慣病を初めと
する疾病の一次予防などに重点を置いた取り組みを推進しますと書いてあります。
また、三豊市健康増進計画で、平成25年3月の中間評価見直し版の中の評価指標
の実績では、アンケートの調査結果から、身体活動・運動では、日ごろから日常生活
の中で健康維持・増進のために意識的に体を動かすなどの運動をしている人の割合
は、男性は改善しているが、女性はやや低下していると、また運動習慣者の割合は
男女とも改善したが、目標が下回っているというふうに書いてあります。
健康寿命の延伸が最大の課題ということはわかりますが、最初に言いましたように、
サルコペニア肥満というのは、見た目や体重では判断しにくく、同じ体重でも脂肪量
ばかりがふえて、筋肉量が減っているという可能性があるところが非常にやっかいで
あると言われています。
筋肉が衰えて、ちょっとつまずきやすくなって、ちょっと健康教室に来てくださいは
ないと思いますし、気づかずにサルコペニア肥満が進行して、生活習慣病の糖尿病
や脂質異常症、高血圧になってしまったという点でのサルコペニア肥満の怖さの
周知予防を徹底する必要があると私は思います。
サルコペニア肥満での女性は、高血圧のリスクが2.3倍、糖尿病のリスクが19倍と
いう結果があります。
また、これを放置しておきますと、将来、ロコモティブシンドロームですね、これは
運動器の障害により要介護になるリスクが高い状態になるというものですけど、
これや、骨粗鬆症性骨折の原因となって、ひいては寝たきりの状態になるとも言われて
いるくらい、今、本当にサルコペニア肥満って、いろんなところで、私、調べているうちに、
いろんなところに出ております。
スポーツ施設の利用者とか、運動する人の割合は増加していますけど、スポーツ施設
や健康教室での参加が、高齢者には遠くて、ちょっとおっくうになって、ましてや中山間
や島とか半島の人は、なかなか利用しづらいという部分が私はあると思うんですけど、
それらを考えれば、体組成計ですね、各支所とか集いの広場とかに配置するとか、
集団検診には入れてほしいと思います。
また、今回、この質問をするに当たって、ほかの議員や市民にも、サルコペニアって
一体何やねんというのを聞かれたんですけど、まず、サルコペニア肥満の周知を広報紙
などでも、ぜひお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。最後に再々質問をいたします。
○健康福祉部長(森 諭君)
それでは、浜口議員の再々質問にお答えいたします。
最初の答弁で、健康教室のほうを若干御説明させていただきましたが、この健康教室の
中身につきましては、体組成計等、測定をするような健康診断もありますが、体脂肪とか、
先ほど議員がおっしゃりましたような糖尿病の予防とか、いろいろな教室を実施しており
ますので、その中の参加者が、現在、健康課、介護保険課の中で1,000名を超えている
ような形の参加者で毎年実施しているのが現状でございます。
そういう中で、まちづくり推進隊とか、公民館を利用したこの研修を受けた方が、自費で
現在のところ活動を続けられているということでございますので、その活動の広まりを
期待すると同時に、議員が御質問されましたような公共施設の体組成計の設置もあわ
せて、保健師等と今後協議を進めていきたいと考えております。
また広報紙の周知のほうですが、サルコペニアに特化した広報の周知ではございません
が、健康教室等で、ことしの4月にも広報で周知しておりますし、健康教室に参加された方
につきましては、サルコペニア肥満が怖いと、こういうチラシのほうも約1,000名ぐらいの方
にお配りしておりますので、これとあわせまして、しかるべき時期にまた広報等に周知の
ほうも検討していきたいと思います。
以上、浜口議員の再々質問にお答えいたします。
一問目はセミナー参加からの質問で、二問目は市民の方からの質問をさせて
いただきました。
御意見、御感想等も、お聞かせ下さい。
hama2103_3104@yahoo.co.jp