2024年11月05日
地域医療政策セミナーの報告です
10月30日(水)9時20分 高松空港から羽田空港へ。
10時45分に到着し、赤坂見附まで電車移動。
同僚の詫間議員、近藤議員と一緒に。
全国自治体病院経営都市議会協議会
「第18回地域医療政策セミナー」
10月30日(水) 午後1時~4時40分
都市センターホテル3階「コスモスホール」
「令和6年能登半島地震を踏まえて~災害時の医療体制構築と
今後の地域医療維持、確保への課題」
厚生労働省大臣審議官
(医政、口腔健康管理、誠心保健医療、災害対策担当)
(老健局、保険局併任)
森 真弘 氏
日本の災害医療の変貌から、令和6年能登半島地震における対応、被害
状況などのお話しがあった。
その中で、現状のDMATチーム数は1,814チームであり、南海トラフ地震
で2週間活動するのに必要な数には1,500チームが不足している。
DMATとは、皆さんテレビドラマなどでも知っているかとは思いますが、
災害派遣医療チームの略で、医師、看護師、医師・看護師以外の医療職
及び事務職員で構成され、大規模災害や多数の傷病者が発生した事故
などの現場で、おおむね48時間以内に活動できる機動性を持った、専門
的な訓練を受けた医療チームのことです。
各都道府県でさらに平均約30チーム、120名のDMAT隊員の養成が必要
であるとのこと。
また自治体に災害が発生する前(平時)から備えていただきたいこと
・管内に所在する医療施設等に対し、避難に関する注意喚起を行う。
・管内の医療施設等に対し、非常用自家発電設備(設備・燃料の確認等)、
水や食料、医療資源等の備蓄状況の確認を行う。
・管内の医療施設等に対し、被害の有無にかかわらず、広域災害・救急
医療情報システム(EMIS)が警戒モードもしくは災害モードに切り替わ
ったタイミングや、人的・物的被害等が生じた場合に自施設の状況を
EMISへ入力するように改めて周知徹底を行う。
・各都道府県と医療施設等の連絡体制に加え、医療施設等が孤立した
場合の対応について検討を行う。
・停電が長期化した場合には、燃料が枯渇する可能性等も考えられる
ことから、
①各都道府県・市町村から電力会社への連絡体制
②各医療施設から地元の自家発電用燃料の卸業者などへの連絡
体制をあらかじめ確認する。
・熱中症や低体温対策等についても注意喚起を行う。
特に災害医療対応において、良い自治体とは、
・災害モードへの切り替えが早い、切り替えのハードルが低い
・災害発生後、早期に本部を設置し、部署横断的な情報収集に努める。
・都道府県庁と市区町村が平時より訓練等で交流があり、顔の見える
良好な関係性が構築できている。
・外部からの支援を積極邸に受け入れる用意がある。
が重要である。
反対に悪い自治体とは、
・災害発生による被害を明確に確認できるまでは、災害モードに切り
替えない。
・災害発生時も平時と同様の縦割りで、部署毎に情報収集をして
共有できない。
・都道府県庁と市区町村の中が悪い、又は平時は一切交流ができ
ないため、災害時に初対面で連絡調整を行う。
・諸事情により、外部からの支援を断りたい意向である。
一番に、平時より地域の医療事情を知らねば、災害時に的確な
支援ができない!
他にも地域医療構想など多くを学んだが、この辺り、とても考えさせ
られ、勉強になりました。
「県内一の過疎地域での挑戦!こどもも若者の高齢者も大事に
するまちづくり~高齢者のためのお買い物ツアーや移動支援&
児童館のないまちで取り組む子どもと子育て世代の居場所づくり~」
まんのう町国民健康保険造田歯科診療所
主任歯科衛生士
丸岡 三紗 氏
まさに地域に入って仕事をする丸岡先生です。
「人の健康を守るのは医療だけじゃない!」
地域唯一の定食屋さん、美容室、小売店、移動販売、デマンドタクシー
などをどう維持していくか?
配偶者を亡くしたおじいちゃんが地域に出来た定食屋で元気を取り
戻したこと。
歯科診療所へは足がない、それじゃあ無料送迎サービスを始めた
こと。
買い物難民はバスを出して、20分ほどのスーパーで連れ出し、
お昼にお弁当をみんなで食べて会話をし、元気になること、
素晴らしい取り組み例の数々をご紹介いただきました。
一番印象的で学んだ点は、
「町民のニーズは町民との生の対話からでしか掴めない!」
↓
目の前の一人ひとりの困りごとを真剣に聞き、一つ一つ解決していく。
その地道な積み重ねがまちづくり!
とても考えさせられ、勉強になりました。
丸岡先生とは、「香川県三豊市議会から来ましたー。」と、
終わってから名刺交換もさせていただく。
びっくりされてましたが、今後も近くですからいろいろご教示いた
だきたいとも思いました。
翌日は「埼玉県蕨市議会」へ。
お昼をご一緒させていただき、14時前に電車に乗り移動。
夕方の飛行機で、無事戻りました。
とても充実したセミナーでした。
10時45分に到着し、赤坂見附まで電車移動。
同僚の詫間議員、近藤議員と一緒に。
全国自治体病院経営都市議会協議会
「第18回地域医療政策セミナー」
10月30日(水) 午後1時~4時40分
都市センターホテル3階「コスモスホール」
「令和6年能登半島地震を踏まえて~災害時の医療体制構築と
今後の地域医療維持、確保への課題」
厚生労働省大臣審議官
(医政、口腔健康管理、誠心保健医療、災害対策担当)
(老健局、保険局併任)
森 真弘 氏
日本の災害医療の変貌から、令和6年能登半島地震における対応、被害
状況などのお話しがあった。
その中で、現状のDMATチーム数は1,814チームであり、南海トラフ地震
で2週間活動するのに必要な数には1,500チームが不足している。
DMATとは、皆さんテレビドラマなどでも知っているかとは思いますが、
災害派遣医療チームの略で、医師、看護師、医師・看護師以外の医療職
及び事務職員で構成され、大規模災害や多数の傷病者が発生した事故
などの現場で、おおむね48時間以内に活動できる機動性を持った、専門
的な訓練を受けた医療チームのことです。
各都道府県でさらに平均約30チーム、120名のDMAT隊員の養成が必要
であるとのこと。
また自治体に災害が発生する前(平時)から備えていただきたいこと
・管内に所在する医療施設等に対し、避難に関する注意喚起を行う。
・管内の医療施設等に対し、非常用自家発電設備(設備・燃料の確認等)、
水や食料、医療資源等の備蓄状況の確認を行う。
・管内の医療施設等に対し、被害の有無にかかわらず、広域災害・救急
医療情報システム(EMIS)が警戒モードもしくは災害モードに切り替わ
ったタイミングや、人的・物的被害等が生じた場合に自施設の状況を
EMISへ入力するように改めて周知徹底を行う。
・各都道府県と医療施設等の連絡体制に加え、医療施設等が孤立した
場合の対応について検討を行う。
・停電が長期化した場合には、燃料が枯渇する可能性等も考えられる
ことから、
①各都道府県・市町村から電力会社への連絡体制
②各医療施設から地元の自家発電用燃料の卸業者などへの連絡
体制をあらかじめ確認する。
・熱中症や低体温対策等についても注意喚起を行う。
特に災害医療対応において、良い自治体とは、
・災害モードへの切り替えが早い、切り替えのハードルが低い
・災害発生後、早期に本部を設置し、部署横断的な情報収集に努める。
・都道府県庁と市区町村が平時より訓練等で交流があり、顔の見える
良好な関係性が構築できている。
・外部からの支援を積極邸に受け入れる用意がある。
が重要である。
反対に悪い自治体とは、
・災害発生による被害を明確に確認できるまでは、災害モードに切り
替えない。
・災害発生時も平時と同様の縦割りで、部署毎に情報収集をして
共有できない。
・都道府県庁と市区町村の中が悪い、又は平時は一切交流ができ
ないため、災害時に初対面で連絡調整を行う。
・諸事情により、外部からの支援を断りたい意向である。
一番に、平時より地域の医療事情を知らねば、災害時に的確な
支援ができない!
他にも地域医療構想など多くを学んだが、この辺り、とても考えさせ
られ、勉強になりました。
「県内一の過疎地域での挑戦!こどもも若者の高齢者も大事に
するまちづくり~高齢者のためのお買い物ツアーや移動支援&
児童館のないまちで取り組む子どもと子育て世代の居場所づくり~」
まんのう町国民健康保険造田歯科診療所
主任歯科衛生士
丸岡 三紗 氏
まさに地域に入って仕事をする丸岡先生です。
「人の健康を守るのは医療だけじゃない!」
地域唯一の定食屋さん、美容室、小売店、移動販売、デマンドタクシー
などをどう維持していくか?
配偶者を亡くしたおじいちゃんが地域に出来た定食屋で元気を取り
戻したこと。
歯科診療所へは足がない、それじゃあ無料送迎サービスを始めた
こと。
買い物難民はバスを出して、20分ほどのスーパーで連れ出し、
お昼にお弁当をみんなで食べて会話をし、元気になること、
素晴らしい取り組み例の数々をご紹介いただきました。
一番印象的で学んだ点は、
「町民のニーズは町民との生の対話からでしか掴めない!」
↓
目の前の一人ひとりの困りごとを真剣に聞き、一つ一つ解決していく。
その地道な積み重ねがまちづくり!
とても考えさせられ、勉強になりました。
丸岡先生とは、「香川県三豊市議会から来ましたー。」と、
終わってから名刺交換もさせていただく。
びっくりされてましたが、今後も近くですからいろいろご教示いた
だきたいとも思いました。
翌日は「埼玉県蕨市議会」へ。
お昼をご一緒させていただき、14時前に電車に乗り移動。
夕方の飛行機で、無事戻りました。
とても充実したセミナーでした。
Posted by はまぐちふどうさん at 07:36│Comments(0)
│視察研修
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