2025年02月09日
議会運営委員会の行政視察へ
1月21日(火)~23日(木)まで、議会運営委員会の行政視察へ
広島・島根方面へ行ってきました。
そのご報告です。
・広島県三次市
・広島県大竹市
・島根県浜田市
の3つの先進自治体の「議会運営について」、先進地視察をさせて
いただきました。
1月21日(火) JR詫間駅 7時50分集合
特急「しおかぜ」 → 新幹線「のぞみ」 → JR広島駅で乗り換え
→ 芸備線の普通列車で1時間50分! → JR三次駅
市内で昼食後、三次市役所へ
●広島県三次市
広島県三次市(みよしし)は、広島県の北部に位置する市。
中国地方の中心部に位置している市であり、江の川の支流が三次
盆地で合流するため、河港として栄え、古くから山陰-山陽を結ぶ
文化・経済・交通の要衝の地として機能してきた。
現在でも、中国自動車道・中国やまなみ街道(尾道自動車道・松江
自動車道)・芸備線など三次市を中心に放射状の交通網が整備
されている。人口47,300人、面積は778.18㎢である。
「議会運営について」 13時~15時 三次市議会
(1)予算決算常任委員会について
従来、予算、決算の審査は特別委員会を設置し審査を行ってきたが、
常任委員会を単位とした分科会での審査であり、
・自分の所属する分科会 の内容しかわからない
・全体的なことや歳入についての審査が難しい
として議会改革の取組項目の一つとして議会内で協議し、特別委員会
の通年設置を1年間試行の後、「予算決算常任委員会」を設置した。
平成30年3月定例会からは、より細かな内容がわからない点を考慮し、
小委員会を設置し、協議・検討して、分科会による重点項目の審査を
開始した。
決算では、事業別審査評価シートを導入し、審査資料の充実を図って、
各種事業の見える化を実現し、決算審査から予算審査へ「ツナゲル」
ことを目標にしている点など勉強になった。
(2)主権者教育の取組について
市政に対する意見・提言のため、「参加者の固定化や女性や若者の
参加が少ないため、幅広い意見や提案が十分聴取できていない」と
いう議会報告・懇談会の課題があり→高校生との意見交換会を行う
ことで、新しい発想。意見を聴取できるのではと考えた。
また高校生の政治(議会)に対する理解・関心を深めるため、選挙権
年齢が満18歳に引き下げられ、選挙に参加できるようになったが、
政治(議会)が何をしているのかわからないので関心が持てず、距離
を遠く感じているのではないか。
議員とはどのような仕事なのか等、議会に対する理解を深め、身近に
感じてもらうことで政治(議会)への距離を少しでも縮めて欲しい、と
いう考えからもあり、始めた。
終了後には生徒と議員にアンケートを実施し、アンケート結果等の取り
まとめを行い、報告書を作成→正副委員長が学校へ持参
市議会だよりに意見交換会の様子やHPの報告書を掲載していたが、
市長への要望書提出や政策提言までは実施していない。ただ意見交換
やグループワークを通じて、市内の高校生の関心度は高まっている様子
がとても勉強になった。
(3)議会基本条例の検証について
議会基本条例については、全条文について達成度を内部評価したり、
検証の取組みを外部評価していた。
令和4年度には、議会基本条例に掲げる議会、議員活動についても
検証し、議員活動:選挙公約実現に向けての活動の自己評価検証を
した。
この辺りは各議員活動については、政治思想や党派での考え方に
違いもあるように感じたが、各議員活動の活動指針にそれぞれの取組
を照らし合わせ、達成度を会派で客観的に評価する点は、参考になった。



JR三次駅 → 芸備線の普通列車で1時間50分! → JR広島駅
→ 17時30分にホテルへ到着
市内で夕食をとり、早々に明日に備え就寝しました。

1月22日(水) ホテルロビー 8時20分集合
JR広島駅→ 山陽本線の普通列車で40分 → JR玖波駅
→ タクシーにて大竹市役所へ
●広島県大竹市
広島県大竹市(おおたけし)は、広島県南西部に位置する市。
広島県最西端の都市である。
山口県との境に位置し、山口県の岩国市・和木町とつながりが強く
一体の都市圏を形成している。
小瀬川を挟んで大竹市から和木町・岩国市にかけての沿岸部に
石油コンビナート・紙パルプ・化学繊維などの企業が立地し、瀬戸内
工業地域の一拠点として発展している。
人口は25,000人、面積は78.66㎢である。
「議会運営について」 10時~12時 大竹市議会
・常任委員会政策研究会について
大竹市議会の常任委員会は「総務文教委員会」と「生活環境委員会」
の2つであり、7人と8人で構成されている。
常任委員協議会と違い、「常任委員政策研究会」は常任委員長が
必要に応じて招集し、議事内容は各常任委員会の所管に属する、
課題懸案事項又は執行部の実施する事業等に関連する事項の
調査研究を目的とし、議員相互間の討議を中心に会議を運営して
いた。
市の現状・課題懸案事項・制度の詳細な説明が必要な場合は、
執行機関に対して説明員の出席を依頼している。
特に議員間討議の拡大を目的とし、会議は議員による討論の場で
あることを認識し、議員相互間の討議を中心とした運営に努めること
にしている点、参考になった。
・議会報告会について
議会報告会は平成27年度から実施し、令和2年度からはテーマを
決めて実施、令和6年度には市内で活動する団体対象に実施して、
政策研究会内では話し合って、毎年ブラッシュアップしていた。
報告会は第1部の議会報告第2部のワークショップに分かれており、
特に自治会長と話し合い、地域の課題や地域に沿ったテーマを
決めている点がとても参考になった。
・SNS運用要綱について
SNS運用要綱はあるが、FBやインスタなどで定例会事の予定表や
議案等の審議結果など発信していた。
やはり委員長が言われていたように、委員会のメンバーが変更に
なった時、継続されていくのかが問題となる。
発信はするべきであるが、議会としてメンバーが代わっても持続可能
かどうかは議長の判断になると言う点は大いに参考になった。



大竹市内で昼食後、タクシーでJR玖波駅へ
JR玖波駅→ 山陽本線の普通列車で40分 → JR広島駅
14時の高速バスに乗り、島根県浜田市へ
なんか、前日の2時間近く往復の普通列車の移動や、高速バス
での2時間移動で、結構この辺りから、わたくし疲れていました、はい。
それでも・・・まだまだ若い部類!
頑張って島根県浜田市へ無事到着・・・明日に続きます。
広島・島根方面へ行ってきました。
そのご報告です。
・広島県三次市
・広島県大竹市
・島根県浜田市
の3つの先進自治体の「議会運営について」、先進地視察をさせて
いただきました。
1月21日(火) JR詫間駅 7時50分集合
特急「しおかぜ」 → 新幹線「のぞみ」 → JR広島駅で乗り換え
→ 芸備線の普通列車で1時間50分! → JR三次駅
市内で昼食後、三次市役所へ
●広島県三次市
広島県三次市(みよしし)は、広島県の北部に位置する市。
中国地方の中心部に位置している市であり、江の川の支流が三次
盆地で合流するため、河港として栄え、古くから山陰-山陽を結ぶ
文化・経済・交通の要衝の地として機能してきた。
現在でも、中国自動車道・中国やまなみ街道(尾道自動車道・松江
自動車道)・芸備線など三次市を中心に放射状の交通網が整備
されている。人口47,300人、面積は778.18㎢である。
「議会運営について」 13時~15時 三次市議会
(1)予算決算常任委員会について
従来、予算、決算の審査は特別委員会を設置し審査を行ってきたが、
常任委員会を単位とした分科会での審査であり、
・自分の所属する分科会 の内容しかわからない
・全体的なことや歳入についての審査が難しい
として議会改革の取組項目の一つとして議会内で協議し、特別委員会
の通年設置を1年間試行の後、「予算決算常任委員会」を設置した。
平成30年3月定例会からは、より細かな内容がわからない点を考慮し、
小委員会を設置し、協議・検討して、分科会による重点項目の審査を
開始した。
決算では、事業別審査評価シートを導入し、審査資料の充実を図って、
各種事業の見える化を実現し、決算審査から予算審査へ「ツナゲル」
ことを目標にしている点など勉強になった。
(2)主権者教育の取組について
市政に対する意見・提言のため、「参加者の固定化や女性や若者の
参加が少ないため、幅広い意見や提案が十分聴取できていない」と
いう議会報告・懇談会の課題があり→高校生との意見交換会を行う
ことで、新しい発想。意見を聴取できるのではと考えた。
また高校生の政治(議会)に対する理解・関心を深めるため、選挙権
年齢が満18歳に引き下げられ、選挙に参加できるようになったが、
政治(議会)が何をしているのかわからないので関心が持てず、距離
を遠く感じているのではないか。
議員とはどのような仕事なのか等、議会に対する理解を深め、身近に
感じてもらうことで政治(議会)への距離を少しでも縮めて欲しい、と
いう考えからもあり、始めた。
終了後には生徒と議員にアンケートを実施し、アンケート結果等の取り
まとめを行い、報告書を作成→正副委員長が学校へ持参
市議会だよりに意見交換会の様子やHPの報告書を掲載していたが、
市長への要望書提出や政策提言までは実施していない。ただ意見交換
やグループワークを通じて、市内の高校生の関心度は高まっている様子
がとても勉強になった。
(3)議会基本条例の検証について
議会基本条例については、全条文について達成度を内部評価したり、
検証の取組みを外部評価していた。
令和4年度には、議会基本条例に掲げる議会、議員活動についても
検証し、議員活動:選挙公約実現に向けての活動の自己評価検証を
した。
この辺りは各議員活動については、政治思想や党派での考え方に
違いもあるように感じたが、各議員活動の活動指針にそれぞれの取組
を照らし合わせ、達成度を会派で客観的に評価する点は、参考になった。
JR三次駅 → 芸備線の普通列車で1時間50分! → JR広島駅
→ 17時30分にホテルへ到着
市内で夕食をとり、早々に明日に備え就寝しました。
1月22日(水) ホテルロビー 8時20分集合
JR広島駅→ 山陽本線の普通列車で40分 → JR玖波駅
→ タクシーにて大竹市役所へ
●広島県大竹市
広島県大竹市(おおたけし)は、広島県南西部に位置する市。
広島県最西端の都市である。
山口県との境に位置し、山口県の岩国市・和木町とつながりが強く
一体の都市圏を形成している。
小瀬川を挟んで大竹市から和木町・岩国市にかけての沿岸部に
石油コンビナート・紙パルプ・化学繊維などの企業が立地し、瀬戸内
工業地域の一拠点として発展している。
人口は25,000人、面積は78.66㎢である。
「議会運営について」 10時~12時 大竹市議会
・常任委員会政策研究会について
大竹市議会の常任委員会は「総務文教委員会」と「生活環境委員会」
の2つであり、7人と8人で構成されている。
常任委員協議会と違い、「常任委員政策研究会」は常任委員長が
必要に応じて招集し、議事内容は各常任委員会の所管に属する、
課題懸案事項又は執行部の実施する事業等に関連する事項の
調査研究を目的とし、議員相互間の討議を中心に会議を運営して
いた。
市の現状・課題懸案事項・制度の詳細な説明が必要な場合は、
執行機関に対して説明員の出席を依頼している。
特に議員間討議の拡大を目的とし、会議は議員による討論の場で
あることを認識し、議員相互間の討議を中心とした運営に努めること
にしている点、参考になった。
・議会報告会について
議会報告会は平成27年度から実施し、令和2年度からはテーマを
決めて実施、令和6年度には市内で活動する団体対象に実施して、
政策研究会内では話し合って、毎年ブラッシュアップしていた。
報告会は第1部の議会報告第2部のワークショップに分かれており、
特に自治会長と話し合い、地域の課題や地域に沿ったテーマを
決めている点がとても参考になった。
・SNS運用要綱について
SNS運用要綱はあるが、FBやインスタなどで定例会事の予定表や
議案等の審議結果など発信していた。
やはり委員長が言われていたように、委員会のメンバーが変更に
なった時、継続されていくのかが問題となる。
発信はするべきであるが、議会としてメンバーが代わっても持続可能
かどうかは議長の判断になると言う点は大いに参考になった。
大竹市内で昼食後、タクシーでJR玖波駅へ
JR玖波駅→ 山陽本線の普通列車で40分 → JR広島駅
14時の高速バスに乗り、島根県浜田市へ
なんか、前日の2時間近く往復の普通列車の移動や、高速バス
での2時間移動で、結構この辺りから、わたくし疲れていました、はい。
それでも・・・まだまだ若い部類!
頑張って島根県浜田市へ無事到着・・・明日に続きます。
Posted by はまぐちふどうさん at 09:47│Comments(0)
│視察研修
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