2011年08月12日
ごみ視察研修報告2日目
8月10日(水)朝8時半ホテル出発。
高速道路の混雑もありましたが、伊勢湾岸自動車道豊明IC
から「豊明市役所」へ、10時過ぎ到着。

●豊明沓掛堆肥センター
愛知県豊明市(とよあけ)市
人口は68,000人、面積は23.18㎢。
愛知県豊明市(とよあけし)は、愛知県名古屋市の東に隣接する市。
名古屋のベットタウンで、人口は増加しているようです。
まず「豊明市役所」で担当者からの説明。
豊明市では平成11年度より「生ごみ堆肥化事業」に着手し、有機循環都市
を目指すことになりました。
豊明市の家庭からの「燃えるごみ」は年間約12,000トン排出されており、
「燃えるごみ」のうち47%が「生ごみ」で占められているという調査結果
から、モデル地区で分別収集を開始。
平成18年度4月からは「豊明沓掛堆肥センター」が完成し稼働。
ここは処理能力が3トン/日と小さいのですが、市内約27,000世帯中の
8,000世帯(約1/3世帯)の生ごみを週に2日「燃えるごみ」の中から
堆肥になりうる「生ごみ」だけを分別し、
●生ごみ専用袋(生分解性プラスチック専用袋)→分解され土に戻る袋
●バケツ出し
で収集し、沓掛堆肥センターへ搬入していました。
(他地区の可燃ごみは通常通り「広域東部知多クリーンセンター」で
焼却処分し、市の負担は4億円ほど。)
収集は市が委託した民間業者と社会福祉法人が行っており、平成21年度
からは「豊明沓掛堆肥センター」での生ごみの堆肥化も社会福祉法人に
委託され、障害者雇用の場が提供されていました。
「生ごみ」はホイルローダーで供給ホッパーに投入され、混合ブレンド
機で細かく粉砕します。その後副資材(粉砕籾がら・牛ふん堆肥・戻し
堆肥)を混合し、1次堆積場で発酵させます。
1次堆積場の天井や壁は防臭シートで覆われて密閉されており、悪臭を
漏らしていません。ただ近隣に民家もなく、多少の臭いはありました。
この施設まで大型バスが入らず、暑い中徒歩で視察。
施設まで10分程度歩いて行きましたが、何人かバテてた
・・・。
それでも思ったより臭いは気になりませんでした、わたし(慣れ?)
また微生物の働きで発酵が進み、発酵熱は75℃ぐらいになるそうです。
その後二次堆積場でさらに発酵促進し、完熟堆肥にし、回転式ふるい機
で堆肥から異物を取り除いた後、袋詰めして出荷していました。









ここでできた「とよあけEco堆肥」は土壌改良剤として、農地や市民農園
などの土づくりに積極的に活用されています。
分別収集量は平成22年度実績で305トン→堆肥生産95トンとなっていました。
ちなみに袋詰め堆肥は、20㍑入り約6㎏で200円/袋。
市内5ヵ所の販売所でも売られているようです。
また農家用に1㎥を2,000円(軽トラ一車)でも販売。
(これらは全て完売していて、年間185万円の売り上げ!やそうです。)



有機循環のシステムを多くの人々に知っていただくため有機循環フォーラム
やさつま芋の体験学習等本事業への理解、関心を深めていただけるよう毎年
様々な事業も行っているようです。
感想
●社会福祉法人の委託料や収集運搬を含めた経費が3,000万円以上
かかっていました。
堆肥の売上から考えれば赤字ですが、障害者の就労拡大の推進、
エコ堆肥が完売している事から、市民のエコ意識への取組みは成功
しているようでした。
また、特定地域だけの「生ごみ」収集は三豊市では難しいとも思います。
結局、この事業はいい取組みなんですが、持ち出しが多いです
・・・。
その辺りを考える何かが必要かと・・・。
数年間で「生ごみ」に入っていた異物はたったこれだけやそう
!
これからでも市民のエコ意識が高い!

三豊市内でもよく似た堆肥製造施設はありますが、結局「生ごみ」のみ
からなら良質な堆肥が出来るが「可燃ごみ」からは???とも思いました、
わたし。
以上で視察研修報告を終わります。
ご質問・ご意見はいつでもどうぞ!
メール:hama2103_3104@yahoo.co.jp
豊明市内で昼食後、帰りも渋滞に遭遇!
三豊市役所に19時過ぎ到着。皆さんお疲れ様でした
。
高速道路の混雑もありましたが、伊勢湾岸自動車道豊明IC
から「豊明市役所」へ、10時過ぎ到着。
●豊明沓掛堆肥センター
愛知県豊明市(とよあけ)市
人口は68,000人、面積は23.18㎢。
愛知県豊明市(とよあけし)は、愛知県名古屋市の東に隣接する市。
名古屋のベットタウンで、人口は増加しているようです。
まず「豊明市役所」で担当者からの説明。
豊明市では平成11年度より「生ごみ堆肥化事業」に着手し、有機循環都市
を目指すことになりました。
豊明市の家庭からの「燃えるごみ」は年間約12,000トン排出されており、
「燃えるごみ」のうち47%が「生ごみ」で占められているという調査結果
から、モデル地区で分別収集を開始。
平成18年度4月からは「豊明沓掛堆肥センター」が完成し稼働。
ここは処理能力が3トン/日と小さいのですが、市内約27,000世帯中の
8,000世帯(約1/3世帯)の生ごみを週に2日「燃えるごみ」の中から
堆肥になりうる「生ごみ」だけを分別し、
●生ごみ専用袋(生分解性プラスチック専用袋)→分解され土に戻る袋
●バケツ出し
で収集し、沓掛堆肥センターへ搬入していました。
(他地区の可燃ごみは通常通り「広域東部知多クリーンセンター」で
焼却処分し、市の負担は4億円ほど。)
収集は市が委託した民間業者と社会福祉法人が行っており、平成21年度
からは「豊明沓掛堆肥センター」での生ごみの堆肥化も社会福祉法人に
委託され、障害者雇用の場が提供されていました。
「生ごみ」はホイルローダーで供給ホッパーに投入され、混合ブレンド
機で細かく粉砕します。その後副資材(粉砕籾がら・牛ふん堆肥・戻し
堆肥)を混合し、1次堆積場で発酵させます。
1次堆積場の天井や壁は防臭シートで覆われて密閉されており、悪臭を
漏らしていません。ただ近隣に民家もなく、多少の臭いはありました。
この施設まで大型バスが入らず、暑い中徒歩で視察。
施設まで10分程度歩いて行きましたが、何人かバテてた

それでも思ったより臭いは気になりませんでした、わたし(慣れ?)
また微生物の働きで発酵が進み、発酵熱は75℃ぐらいになるそうです。
その後二次堆積場でさらに発酵促進し、完熟堆肥にし、回転式ふるい機
で堆肥から異物を取り除いた後、袋詰めして出荷していました。
ここでできた「とよあけEco堆肥」は土壌改良剤として、農地や市民農園
などの土づくりに積極的に活用されています。
分別収集量は平成22年度実績で305トン→堆肥生産95トンとなっていました。
ちなみに袋詰め堆肥は、20㍑入り約6㎏で200円/袋。
市内5ヵ所の販売所でも売られているようです。
また農家用に1㎥を2,000円(軽トラ一車)でも販売。
(これらは全て完売していて、年間185万円の売り上げ!やそうです。)
有機循環のシステムを多くの人々に知っていただくため有機循環フォーラム
やさつま芋の体験学習等本事業への理解、関心を深めていただけるよう毎年
様々な事業も行っているようです。
感想
●社会福祉法人の委託料や収集運搬を含めた経費が3,000万円以上
かかっていました。
堆肥の売上から考えれば赤字ですが、障害者の就労拡大の推進、
エコ堆肥が完売している事から、市民のエコ意識への取組みは成功
しているようでした。
また、特定地域だけの「生ごみ」収集は三豊市では難しいとも思います。
結局、この事業はいい取組みなんですが、持ち出しが多いです

その辺りを考える何かが必要かと・・・。
数年間で「生ごみ」に入っていた異物はたったこれだけやそう

これからでも市民のエコ意識が高い!
三豊市内でもよく似た堆肥製造施設はありますが、結局「生ごみ」のみ
からなら良質な堆肥が出来るが「可燃ごみ」からは???とも思いました、
わたし。
以上で視察研修報告を終わります。
ご質問・ご意見はいつでもどうぞ!
メール:hama2103_3104@yahoo.co.jp
豊明市内で昼食後、帰りも渋滞に遭遇!
三豊市役所に19時過ぎ到着。皆さんお疲れ様でした
